こんにちはTHEORDERの四宮です。
今回は前のヘアカラーが残っている状態を綺麗に染める時に重要なポイントを書いていきます。
前のヘアカラーの色が残っている時に綺麗にブリーチしてヘアカラーする方法
前に暗めの色をしたり濃いめのヘアカラーをして明るくなりにくいケースってありますよね。
(ヘアカラーは暗めの色をすると完全に髪から抜けきらない性質がある色がある為。)
お客様でもこういったケースでどうすれば良いの?と悩まれている方や相談される事が多々あります。
黒染めをしたら思ったよりも次にヘアカラーが明るくなりにくいなどのあれです。
しかし意外にどういう色を染めるとどうなるかと言うのは知られていなかったり何となくの方も多いと思います。
2018の春夏におススメなホワイトブリーチを使ったピンク系のヘアカラーの紹介を交えながら、
今回はそんな色が残ってしまっている状態からきれいなブリーチカラーにしたヘアカラーを紹介します。
毛先に前のヘアカラーが残っている場合ってどうしたらいいの?
ヘアカラーの明るさは気分や仕事の関係や就活など、その度に変えたり変えなくてはいけなくなったりするものです。
ただ色や明るさによって髪に残ってしまうと次のヘアカラーに影響してしまう場合があります。
では今回のポイントをまとめていきます。
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前回のヘアカラーの薬剤によって髪に色が残る場合がある
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残る色も色味が残る場合と茶色などが残る場合がある
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色の残りも濃く残る色から薄く残る色まで様々なケースがある
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残っている色によって次にできる色が変わってくる
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基本的に補色と言われる反対の色は色は難しくなる。アッシュの反対はオレンジなど。
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濃い色をやればやるほど残る傾向になる
等の場合があります。
なのでヘアカラーを変えたい方も次にどうするか美容師さんと相談して色を決めるのをお勧めします。
就活や実習での黒染めもどれくらい持たせたいのかによって濃さを調整してあげると、
黒染めをしなくてもよくなったその後のヘアカラーがスムーズに行くようになりますよ。
ビフォーの状態
では話が戻りましてお客様のビフォーの状態を見ていきます。
今回は根元が伸びてきたのと同士に毛先に前回のヘアカラーが少し残っている状態です。
ヘアカラーの色の残りは髪を光に透かして見たり手触りや問診などで髪の状態を知らべていきます。
(美容師もお医者さんみたいなことをして髪の状態を調べるんですね。)
今回は光に透かして見ると毛先の方が少し色味が残っている状態になっています。根元の方が少し黄色いですよね。
ここから更にケアブリーチを使って全体を明るくした後に白っぽいピンクグレージュにしていきます。
ロングのブリーチは髪のダメージを考えながらしていきます。
(どうしても短い方がヘアカラーを繰り返している回数が少ないのでコンディションを保ちやすいんですね。)
最近はケアブリーチのオラプレックスを使ってヘアカラーしてコンディションをキープしています。
ただ傷まない訳ではないのでちゃんとホームケアや計画を立ててヘアカラーする事が重要です。
一回ブリーチた状態では明るくはなったのですが少し赤味が残っていました。
しかし今回はピンク系のヘアカラーだったのでそこまで支障なくいけたのでそのままオンカラーに。
今回はイルミナカラーのコーラルを使いピンク系にしていきます。クリアで薄めながら髪の色の入り具合を見て調整していきます。
どうしても最近の暖色系はヴァイオレット寄りの物が多いので、少し赤よりのピンクを使うのがおススメです。
(僕だとスロウのピンクかこのコーラルを使う事が多いです。)
染まり上がりのアフター
では染まり上がりを見ていきましょう。
こんな感じに仕上がりました。淡いピンク系のホワイトグレージュです。
根元付近はグラデーションで馴染ませながらあまり暗くしない様に色を入れて仕上げました。
いつもブログで説明の通り薄い色味は退色がしやすいです。なのでカラーシャンプーなどを使い色を足してケアする事がおススメです。
サロンだとカラタスかN・のシャンプーをお勧めしています。
カラーシャンプーもメーカーによって色の性能が違うので、しっかりと色がキープできる少し濃いめの物の方が使いやすいですね。
更にブリーチを繰り返しているのでダメージケアもしやすいものがおススメです。
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
毛先に色が残っている場合は意外にサロンワークをしていて多いケースです。
お客様にも普段から今日染めたヘアカラーがどう変化しながら退色しどれくらいのタイミングで次の染め時なのか、
その時の仕上がりだけでなくその後も考えながらヘアカラーの計画を立てていくのがおススメです。
春先になると少しヘアカラーやヘアスタイルを変えたくなる季節です。
ただその後にどうしていくかを相談しながら色を決める重要さと、やはりカラー剤は使用しているメーカーで大きく変わります。
なので同じ美容師さんや美容院に行くと前回の薬剤が分かるのでヘアカラーを染める時の参考にして頂けたらなと思います。