こんにちはTHEORDERの四宮です。
今回のブログのテーマは塩基性カラーです!
一般の方々で馴染みがあるのはトリートメントカラーと言う名前ですね。
この塩基性カラー、最近新しく発売されている物がとても使い勝手がよくヘアカラーが更に色の幅が広がりました。
その中でも僕自身オススメでサロンワークでも使用しているのが3種類ありまして、
- ルベルさんのロコル(最近オフィシャルのhpに動画を載せて頂きました!)
- シュワルツコフさんのカラーワークス
そして今回メインで紹介していくのがブログのタイトルにもなっています、
ヘアカラーQ&A!SHISEIDOのカラーミューズを使って塩基性の使い方を説明してみた
そうSHISEIDOさんから発売されましたカラーミューズです。
少し前のブログでも紹介しましたSHISEIDOさんのカラーミューズですが、
本当に便利でカラー剤に出せない色を綺麗にバンバン表現してくれるんですよ。
THEORDERでもばりばり大活躍で毎日使っておりますが意外に美容師さんに頂く声で、
塩基性カラーって慣れてなくて意外に難しい・・・
そう上手く染まらなかたり薬剤選定が難しいというお声を頂く事があります。
僕自身も塩基性は元々使用していましたが使い始めた当初はシャンプーしたら色が変わったり、
色相や染料によってはダメージで定着しにくかったりと色々と苦労しました。
(今でも新しい塩基性カラーは様々な使い方を検証している最中です。)
塩基性ってマニキュアに変わって最近は鮮やかなヘアカラーにとっては欠かせないヘアカラー剤の1つですが、
やはり普通のカラー剤と使いこなし方が違う部分があります。
勿論鮮やかなヘアカラーの色の使い方だけでなくインスタに載せているホワイトブリーチなどにも使える優れものです。
今回はそんな塩基性カラーを有効的な様々な使い方を紹介していきます。
まずは塩基性の特徴やポイントを見ていこう
ではまず塩基性カラーの特徴を見ていきます。
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短時間で染まる。5分から~10分前後。濃い色だともっと置いてもいい
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基本ウェットで塗布する方が塗りやすい。ウェットでも色が薄まらない。むしろウェットの方がしっかり染まる
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染める前のph調整も必要。塩基性だからといって㏗高くなくてもいい
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カラー剤にミックスしても色味は発色する。(薬事法の関係上推奨するわけではありません。)
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元々の色が濃いのでかなり薄めて使用する事も可能。ホワイトブリーチには100:1とかでも色はいる
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カラーミューズはカラーリムーバーと言う専用の脱染剤で取れる。赤味系だけは残りやすい
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ベースのムラに左右されやすい。綺麗なブリーチ作りが薄い色は重要。濃い色は結構ムラ抑えてくれる。ただ彩度の差は出る
と言った感じになっています。
カラーと一緒な部分もありますが違う部分の方が多いですかね。
薄い色になればなるほど難しいのはカラー剤と一緒ですが、繊細なベースの明るさの差で色がムラに見えたりしますがそれもデザインにできたりするケースもあります。
塗り分けなどはウェットと粘性の関係上少し難しい部分もあります。ベースでしっかりと土台を作るのがおススメですね。
どれ位薄めると濃さが変わるのか検証して見た
次に難しいのが薬剤選定です。色味によって濃さが違うのでスタートから薄める度合いが違います。しかもメーカーによってまた違う・・・
難しいけどそこが研究のし甲斐がありますが、今回は実験でブルーとピンクを明るい毛束で実際に薄めていく実験をします。
そこで必須になってくるのがこちらの図りです!
薄める度合いが広いのでこの0.1まで図れる繊細な図りです。これがないと100:1とかもの凄い量しか作れなくなってしまうからです。
なのでこれからの時代はサロンに1つは合ってもいいかなと思います。
今回は明るい毛束に対してそれぞれの色味を50:1まで薄めてみて色の入り具合を検証していきます。
さてどれくらい薄めても色が入るのでしょうか。
染まり上がりの毛束を見ていこう
では検証結果を見ていきましょう。こんな感じになりました。
意外に明るい毛束でやると薄めても色が入っていることが分かります。そうカラー剤よりも濃いから結構薄められるのです。
そしてピンクはこんな感じに。
間はそこまで発色に違いが見られなかったので10:1のみ飛ばしてあります。
意外に50:1でも白い毛束とはいえ結構染まるんですね。なのでカラー剤よりも更にクリアコントロールが難しいんですね。
それぞれピンクとブルーで染めていきましたがこういった薄い色は最近オーダーでの増えてきていて、
最初は結構慎重に考えながら生きましたが、こういった基準ができると自信も染まり上がりも着地点を決めやすいですよね。
僕のお客様でも毛先だけをホワイトブリーチで青くしたりしたりするお客様がいたり、
前よりもパステル系のオーダーが増えてきてます。ユニコーンだけでなくこういった色の傾向は少しづつ増えて来そうです。
(韓流系ヘアの傾向も一定数の重要はまだまだありそうですし。)
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。こういった感じに実際使ってみると色の濃さのさじ加減がなかなか難しく感覚で行かない塩基性カラー。
しかしある程度基準ができるとカラー剤と一緒で着地点の計算がしやすくなります。
ただ綺麗に染める為にはブリーチでの土台作りが大前提。やはり塩基性カラーだけでなくブリーチやベースのコントロールはかなり重要です。
重要があったらまた書こうかなと思いますので、良かったら参考にしてみて下さいね。