こんにちはTHEORDERの四宮です。
今回は2020春夏ヘアカラー紹介という事でwellaさんから発売された新しいカラー剤コレストンパーフェクトKP+を紹介していきます。
既に去年グレイカラーから大型リニューアルされたこのコレストンパーフェクトですが、
仕上がりの質感が良いだけではなく色味のバリエーション構成など今の時代のニーズに合わせたカラー剤になっています。
今回はこちらのコレストンを使い実際に検証しどのようなカラー剤なのか見ていきたいと思います。
youtubeにて細かい色味や特徴も説明しています。
ヘアカラーで実際に染めたビフォーアフターも動画にしてありますので良かったらご覧下さい。
コレストンパーフェクトKP+の色味の構成
コレストンパーフェクトは去年発売されたグレーカラーのラインとは別にファッションカラーで構成された色味が今回のラインナップになっています。
ファッションカラーに関しては構成は大きく分かれて4種類になっています。
まずはそれぞれの色味の特徴を説明していきます。
色味をしっかりと表現してくれるクリエイティブライン。
淡い色味を表現してくれるヴェールテクスチャーライン。
補足等色味の調整をしてくれるカラーコントロールライン。
明度やブラウンコントロールをしてくれるネイチャーライン。
ファッションカラーのラインはこの4ラインの構成になっています。
最近のカラー剤では高彩度の色味が多く発売されていたので薄い色味で構成されているヴェールラインなどは新しいですね。
15年以上様々な美容師さんに愛され続けてきたコレストンパーフェクトのリニューアルですから、
検証して見るのが楽しみです。
コレストンパーフェクトはどんなカラー剤なのか?5つのポイント
ではまずこのカラー剤はどんな特徴があるものなのか説明していきます。
パンフレットには細かくその特徴が記載されていますので、その中でも5つのポイントをまず紹介していきます。
正確な発色
髪の中から性格の発色。毛髪内部での性格の色素結合を促進し、
根元から毛先まで均一で狙い通りの色の表現と8週間の色持ちを目指しました。
ダメージに配慮し艶やかな髪
毛髪に存在する金属イオン(銅)と、ヘアカラーの化学反応により生み出されるフリーラジカルの発生を抑え、
キューティクルダメージの軽減に配慮。
不純物の蓄積を抑え美しい色と輝きを
毛髪に付着する不純物や残留物の蓄積を抑え光の反射を助けます。
繰り返しのカラーリングでも美しい色の表現と輝きの維持を目指しました。
的確で快適な施術をサポート気になるニオイも大幅カット。
従来品に比べてアンモニア臭を65%カット。
操作性の向上
カラー剤の混ぜやすさ、塗布のしやすさが向上し、根元から毛先まで伸びやすく、
広がりやすいので的確に施術することができます。
といった5つの特徴があります。
色味だけでなく基本性能も向上しているようです。
これを踏まえ今回も毛束を使い実際に染めて色を検証していきたいと思います。
実際に毛束に染め検証して見る
では今回はブリーチをした毛束を染めていきます。
種類が多い為代表的な色味をピックアップして染めていきます。
検証の条件としては、
- オキシは3%を使用
- 30分放置
と言った内容で検証していきます。
実際にコレストンを染めた毛束と感想
毛束での検証は先程のような仕上がりになりました。
各それぞれ見ていきます。
こちらがクリエイティブライン(色の見方は6/6だと左の数字が明度、右の色が色相になります。)
左から6と8LVのヴァイオレット、6と8LVのマゼンタ、6と8LVのマンダリン(オレンジ)になります。
6と8LVのネイチャーコントロール、6と8LVのインディゴ、6と8LVのグレイになります。
こちらは10LVのヴァイオレット、そしてヴェールラインの8LVのヴァイオレット。
左からヴェールヴァイオレットの6,8LV。ヴェールグレイの6,8LV。ヴェールマンダリンの6,8LV。
最後がコントロールラインです。
左から、ベージュ、ピンク、ヴァイオレット、グレージュ、プラチナ、シルバー。になります。
実際使ってみた僕の感想としては、
- 色味の構成や明度設定が今の時代に合っていてヴェールラインが物凄くプリーチデザインに使いやすい。
- ヴェールテクスチャーは明度が下がらず色味だけ入るのでネイチャーコントロールをちゃんと使わないと暗くならない。
- 色相に合わせて彩度や明度の見え方など色を覚えないと仕上がりの着地点がずれる。
- 粘性の固さは従来のコレストンの良さを引き継いでる。固さは好みが分かれるところ。塗り分けやオーバーラップはしにくい。
- 何よりも質感はイルミナカラーよりも僕個人としては同等かそれ以上だと思う。
といった感想です。
写真を見て頂くと分かりますが、クリエイティブラインとヴェールテクスチャーラインの彩度差がしっかりと別れています。
この為同じ色相でしたらミックスする事で色味の彩度が簡単に調整できます。
それでも色が足りない場合はコントロールカラーを使用する事になります。
コントロールカラーは色味を足す薬剤だけでなく質感を変えたり明度をしっかりと落とす薬剤、
カラー剤に足す事で白髪を染めれるようにするブースターラインと多種多様にわたります。
このコントロールラインは基本色に足す事で更に色味の幅が広がります。
と言った感じです。
僕の中ではかなり使いやすくオススメのカラー剤です。
ただ明度コントロールや彩度コントロールは少し慣れが必要かなと感じます。
(イルミナカラーが馴染ませる色味の調整だったのでその感覚でいると明度が思ったよりも下がらなくなる。)
色の細かい小回りが利く分薬剤選定の見極めが求められる。
そんなカラー剤です。そのおかげで細かい色の表現、様々な素材への対応などが可能になっています。
彩度が高い薬剤が最近の主流でしたがバレイヤージュなど、
縦のラインで明度の差がある髪の素材に使用するにはせっかくブリーチした明るい部分が消えてしまう馴染んでしまうなどの問題がありました。
(もちろん薬剤選定で調整はできますがやはり簡単にはいけません。)
そのためヴェールテクスチャーラインは特に今のブリーチデザインに適しているのではないでしょうか。
今回のまとめ
今回は新色のコレレストンパーフェクトKPプラスを検証していきました。
色味の濃さが薄い色から濃い色まで幅広い色味が表現でき今のブリーチデザインに適しているのではないでしょうか。
僕自身は薄い色味を表現でき尚且つブリーチカラーに新しい表現ができるカラーを探していてドンピシャでした。
一般の方に向けてはイルミナカラーの様に質感は艶とダメージを抑え、更に色味の表現が広がるカラー剤と言った感じです。
良かったら参考にしてみて下さい。