こんにちはTHEORDERの四宮です。
今回はミルボンさんから発売されますカラー剤の新色オルディーブアディクシーのペールラインを検証していきます。
今や大人気のアディクシーカラーですが気になっている美容師さんも多いのではないでしょうか。
今回は幅広い色味で構成されブリーチカラーに特化したペールラインになります。
まずは実際どんなケラー剤なのか紹介していきます。
youtubeでも詳しく説明している動画をUPしていますので、動画で見たい方はそちらもご覧ください。
アディクシーカラーペールラインのラインナップとその特徴
ペールラインの色のラインナップはこちらです。
- ペールベージュ
- ペールブルー
- ペールカーキ
- ペールオレンジ
- ペールピンク
- ペールシルバー
- ペールヴァイオレット
の7色展開になります。今回は明度のレベル別ではなく単品での展開になっています。
今までのアディクシーカラーには無い色味だったオレンジやピンクなども追加されています。
アディクシーの中で色相が広がるので更にヘアカラーデザインの幅も広がります。
ペールラインのカラー剤の特徴としては、
- アルカリ量は3LVラインと同じ量でダメージを軽減。
- ブリーチ毛に対して調整成分が配合され発色が綺麗に染める処方になっている。沈みを抑制
- ブリーチ毛に対して綺麗に染まりやすい粘性設計
となっております。
基本はブリーチした髪に使用するハイトーンのラインになっています。
その為通常のアディクシーカラーの色よりも色だけでなく処方も含めブリーチに特化しています。
色々な使い方も出来そうなのですが、基本は薄いブリーチした髪に適した染料構成になっています。
では実際に毛束で染めてみて検証していきます。
(ペールオレンジはまだ届いていないので6色で検証します。)
アディクシーカラーペールラインを染めていく
今回はハイトーンという事で明るい毛束2種類を染めていきます。
- 放置時間は20分。
- オキシは3%を使用
- 明るさは15LVと18LVを使用
- アイロン150℃で説での退色をチェック
といった内容で検証していきます。
いつもの様に人毛の毛束で染めていきます。
では染まり上がりを見ていきましょう。
各それぞれの色の感じはこんな感じ。では各色の説明をしていきます。
ペールピンクとペールヴァイオレットとペールシルバー
まずこちらの3色の感想を説明していきます。
- ペールベージュは全色の中でも薄めに設定されてる。本当にニュートラルなベージュ。
- ペールカーキはそこまでカーキ過ぎないグレージュよりの色味。色味も少し深めに設定されている。
- シルバーはほんのり紫味がかった元々あるシルバーのラインをそのまま薄めた印象。こちらの色味もほんのり深め。
- 3色とも2種類の明るさが違う毛束でも色味は馴染んでる印象。
と言った感想になりました。では次の3色を説明していきます。
ペールブルーとペールピンクとペールヴァイオレット
こちらの感想としては、
- ペールブルーはベースの明度の差で彩度が変わりやすい。(アッシュなので当然。)
- ペールピンクは全色相の中で高彩度で色味も深い印象。赤味寄りのピンクと言った感じ。薄めて使う事が多そう
- ヴァイオレットは程よい濃さ。若干赤味寄り。アメジストやパープルガーネットよりは赤味寄りになっている印象
と言った感じです。ピンクはアディクシーの中では赤味折りの色でピンクを表現していて新しい印象です。
彩度の高さは他のラインと少し違い淡い色を狙う場合は薄めて作る必要と、その方が色幅が広がるので良いかなと。
ヴァイオレットも赤味寄りで元々の既存の色と差別化している印象です。
と言った感想になりました。全体見た感じはベージュライン以外はペールラインと言ってもある程度の濃さは感じました。
ピンクは特に濃いめに調整されていて、元のラインにピンクが無いので濃いめの方が明度のコントロールがしやすくていい調整だと思いました。(レッドで作れるは作れるんですが、選定ミスると赤くなりすぎますし。)
各それぞれ明度差を馴染ませてくれるので、バレイヤ―ジュやグラデーションの境目などにも綺麗に染めってくれそうです。
ただあまり抜きが甘い13LVや14LVの境目になるとすこし黄味に負けそうな色味もあるのでブリーチテクニックや明度コントロールも重要だと思います。
染めてみた感想やペールラインのメリットとデメリット
シンプルなワンメイクのブリーチオンカラー以外の使い方としては、
- ベース以外のハイライトやポイントカラーの部分に使用する
- クリア剤に色が付いたカラー剤として使用する
等にも使用できるのではないでしょうか。こういったペール系の薄い色味のカラー剤はまだ新しく、
使い方や選定の仕方もまだまだ可能性が広がります。
なによりクリア剤をそこまで使いこなさなくてもハイトーンの選定がしやすくなる為、
ブリーチヘアカラーの難易度が下がりハイトーンの薬剤選定が苦手な方にもおススメです。
一応メリットだけでなくデメリットも上げるとしたら、
- オレンジやぴんくなど濃いめの選定にしたい時アディクシーカラーだけでは作れない
- アルカリが少ない為根元などをリフトする場合は選定を分ける必要あり。(ほぼ問題はない)
と言った部分でしょうか。新しい色相のオレンジとピンクはアディクシーでは低明度が無い為、
クリエイティブラインのレッドなどをミックスして選定する必要があります。その部分が少し慣れが必要かオルディーブで選定する必要があります。
僕自身は追加の色相は3~13LVで作られると更に色相が広がると感じていますが。
ピンクは明度が下がると色相がずれますし、オレンジは明度が下がって見えにくい色相ですので3~13LV構成がそもそも難しいです。
そもそもこの2色は他の色相よりも少し濃いめに作られていますのでペールラインと言ってもそういった部分も考えられているのかもしれません。
今回のまとめ
このアディクシーカラーペールラインは発売時期は月予定となっています。
多分ですがブリーチ毛に対しての限定的な使い方と言え人気になるカラー剤だと思います。
やはりハイトーンの選定は慣れていないと難しいですし、
これだけブリーチ毛に特化して幅広い色相で展開されているカラー剤はありませんし。
今までなかったニーズにもあっていて面白い観点での新色だと思います。
またこの新色で染めたヘアカラーも紹介していきますのでまた良かったら見て下さい。