こんにちはTHEORDERの四宮です。
今回はセルフブリーチのQ&Aです。
今の時期なかなか美容室に行けず自分でブリーチに挑戦しようかなと言う学生の方なども多いかと思います。
ブリーチと言えば今美容院で流行っているブリーチの方法でケアブリーチと言うものがあります。
今までのブリーチよりもダメージや切れ毛が少なく髪が明るくできる画期的なブリーチです。
ケアブリーチは市販のブリーチでもできるのか?
ダメージを少なくしながらブリーチをすることができるケアブリーチですが、
Googleの検索などを見てみると上位に挙がってきますので市販のブリーチで試されたい方もいるようです。
一般で発売されている市販のブリーチは通常のブリーチのみでケアブリーチは発売されていません。
(基本的にケアブリーチはプロフェッショナル専用の物になります。)
しかしダメージを抑えられるならば誰でもそっちの方が良いですよね。
では実際に市販のブリーチでケアブリーチをする事は可能なのでしょうか。
そもそもケアブリーチとは?
ではまずケアブリーチはどんなものなのか?と言うところを説明していきます。
ケアブリーチがどんなものかと説明しますと、
通常のブリーチを塗布する前に髪に直接つけたりする処理剤を使い髪のダメージを抑えたり切れ毛を抑えたりしながらブリーチする事
をケアブリーチといいます。
簡単に言うとブリーチ前に付ける処理剤です。
様々なメーカーから発売されておりその種類は多種多様にわたります。
使用感や仕上がりなども各メーカー特徴がありケアブリーチと言っても実は多種多様のものがあるのです。
このブリーチ用の物として発売されているもの全般をケアブリーチといいます。
中にはブリーチ自体をこの処理剤を混ぜて作られているブリーチ剤もあります。
実際どのようなものなのか
では実物のケアブリーチの処理剤を見ながら説明していきます
ケアブリーチは大きく分かれて2種類のものが存在します。
まずこちらのブリーチの塗布の時に使用するものになります。
ブリーチだけではなくパーマやストレート、トリートメントなど幅広い用途に使うことができます。
ホームケアのトリートメントやシャンプー、スタイリング剤などにも活用されている成分です。
そして2つ目がこちらの後処理のトリートメントになります。
こちらはブリーチした後に使用するトリートメントになります。
ブリーチを流した後にこちらのトリートメントを塗布し、メーカーによっては時間を5分から10分ほど置いて浸透させます。
こちら2つの処理剤を組み合わせて髪のダメージを抑えるものがケアブリーチの一般的なものとなっています。
実際に市販のブリーチと使うことができるのか?
では実際に検索で見られるように家でのセルフブリーチでも使うことができるのでしょうか?
美容師としてプロ目線で言えば1正直難しい部分が多いです。
ではなぜケアブリーチを家でやることが難しいのかを説明していきます。
- 髪のダメージに合わせてケアブリーチのお薬の量や濃さを見極めることが困難
- そもそもの値段が高く実用的ではない
この2点が挙げられます。
では1つずつ説明していきます。
髪のダメージに合わせてケアブリーチのお薬の量や濃さを見極めることが困難
ケアブリーチの処理剤はただつければいいと言うものではありません。
ダメージが少ない場所には少ない少量で効果は十分に出ますし、逆に健康な髪につけすぎてしまうとベタつきやブリーチが思ったより
も明るくならない場合があります。
逆にダメージが強い部分には濃いめのケアブリーチの処理剤を使用する必要があります。
ケアブリーチは効果が強いため適切な使用量を上の状態に合わせてつける事は一般の方では不可能です。
とりあえず多めにつけておこうと言うことができないので、少なめで使ったとした場合は効果があまり期待できませんし、メーカーに
よって特徴が違うため使用量もバラバラです。
トリートメントとして使用する場合は、ホームケア商品が販売されているので簡単に使用できます。
ですのでブリーチの前に使用する処理剤を使用するよりも、ブリーチした後に使用する際ブリーチの処理剤を使用した方がリスクも少
なく簡単に効果が期待できます。
そもそもの値段が高く実用的ではない
2つ目はそのコストです。
ケアブリーチの処理剤はとても高価になっています。
サロンで使用しているオラプレックスの処理剤はそれぞれ525ミリサイズのセットで一般の方が買おうと思うと45,000円前後の価格がします。
こちら少量のスタイリストキットだとしても一万5000円前後の価格がします。
そのためいちどブリーチのためにこの価格を出すならば、美容院でブリーチをしたほうがお得になってしまいます。
その後に家でのトリートメントや数回ブリーチをするならば元は取れますが、
ブリーチ自体が上にできる限界が3回から4回のため量が多く余ってしまいます。
(オラプレックスは1度のブリーチで2グラムしか使用しません。スタイリストキットでも100グラム前後は入っていますのでものすごい
量が余ります。)
ですので値段的にもその後のトリートメントとして使用しないのであればお勧めできません。
では家でケアブリーチしたい場合はどうすればいいの?
では家ではケアブリーチするのは難しいのでしょうか?
一応家でもケアブリーチをする事は簡易的な方法であれば可能になります。(ただ美容室でやるケアブリーチの方が効果は強いです。)
その方法はブリーチした後にする際ブリーチのトリートメントを使用することです。
使い方としましては、
- ブリーチをしてまずシャンプーをする
- ケアブリーチのアフタートリートメントを全体にまんべんなく塗布する
- メーカーの推奨する放置時間をおいてしっかりと浸透させる。
- しっかりとトリートメントを流し、その後のヘアカラーをしていく。
といったような使い方になります。
ブリーチの前につけるケアブリーチの処理剤は使い方が難しいので、
アフターのケアブリーチトリートメントを使用しています。
それだけでも充分ブリーチのダメージを抑えてくれたり質感をよくしてくれます。
このブリーチの後にするトリートメントは、日ごろのヘアケアとしても使用できますのでブリーチが終わった後も無駄になることがありません。
今回のまとめ
今回は市販のブリーチでケアブリーチが使用できるかと言う部分でブログを書いていきました。
ネットでは様々なブリーチの情報が動画等アップされていますが、
プロの美容師目線からすると危険な施術や情報なども多く見られます。
やはりプロ専用の処理剤のためなかなか家でケアブリーチをしようとしても難しいところがあります。
通販などで出回っているプロ用ブリーチもいざ家で一般の方が使おうとしても分量を間違えてしまうと思わぬダメージや切れ毛につながってしまいます。
無理なブリーチはせず適切なブリーチを心がけましょう。