こんにちはTHEORDERの四宮です。
もうこの自己紹介の写真が撮るのがめんどくさく使いまわしですw
最近は忙しいので中々ブログ更新できてないんですが、検索かかって更新してなくてもアクセス数安定しているのを見るとしてやった感を感じております。
それはさて置きまして、
いよいよ3月の発売日に近づいてきましたこちらの、
2017春夏の新色ヘアカラー、ホーユーの新色ヘアカラーアプリエの紹介です。
本当に今年はカラー剤の新作ラッシュで美容室のヘアカラーも大きく変わってきていますが、
薬剤と共に技術の見直しも課題の時期です。
単純に今までブリーチを使わないと出せなかった透明感ある綺麗なヘアカラーが表現できるカラー剤なのです。
大体新しいカラー剤が発売されるとすぐブログを書くのですが、
色々な理由があり今回はあえてすぐには書きませんでした。
(ここ今回のポイントです!!理由は後程。)
一般の見て下さっている方に向けて単純にアプリエの魅力を紹介するだけでなく、
かなりマニアックに美容師向けの使い方なども詳しく書いていきたいと思います。
そもそもアプリエってどんなカラー剤なの?
まだ全国的にも発表されたばかりで一般の方も雑誌で少し特集が組まれたくらいで知らない方も多いかと思います。
サンプルもこの2色なのでまだ全体がどんな色の構成なのか染めるのが楽しみな所です。
今回紹介するこのホーユーさんから新発売される新色のヘアカラー剤アプリエは、
-
今までに出せなかったブリーチをしたようなヘアカラーが一回でできる
-
ダメージを抑え質感や手触りが良く透明感も強い
-
ダメージを抑えながらブリーチをしたようなヘアカラーが楽しめる
等が特徴になっています。
簡単に言えばブリーチをしなくてもダメージ少なく透明感あるヘアカラーが楽しめるカラー剤になっています。
(厳密にいえば弱いブリーチをして色を重ねたようなヘアカラーと言った方が分かりやすいかもしれません。)
その核心的なヘアカラーになっているのが、
こちらの3剤になるアプリエPCパウダーが登場したからです。
このPCパウダーも後々詳しく説明していきますが、
簡単に言ってしまえばダメージは少ないけどカラー剤に混ぜる事の出来るブリーチ剤とい言った所です。
(細かい事を言えばブリーチではないのであしからず。)
この様に1つ1つの説明に細かい補足が必要なほど、
色々と今までのカラー剤とは違った仕様になっています。
この薬剤の登場により今までブリーチをしなくてはできなかった透明感あるヘアカラーが一回で出来るようになったわけですが、
その為今までのカラー剤では予想できないケースや使い方や調合の幅が広がり、
テストする期間が今までよりもかかった訳です。
単純にこの薬剤を使って、あぁ~綺麗な色!
といった簡単なテストで使いこなせるカラー剤ではないんですね。
(単純に何にもしていない黒髪からのヘアカラーなら簡単なのですが。実際のカラーをするケースはそれだけではないですから。)
その為のこの実験のブログなので。
今までのカラー剤とは違った様々な使い方ができるプロとしてカラー剤だから吟味する必要がある
では実際にこのカラー剤って使い方の部分で今までと何が違うのでしょうか?
そういった理由もありこちらのアプリエの新色はサンプルが来てからしばらく経っていましたが、
あえてブログにはすぐ書かず色々とテストしていました。
その理由としては、
-
3剤の登場で混ぜる調合の幅が凄い広がりテストの幅が広い為
-
新しい形式のカラー剤なのでしっかりとテストが必要だった
-
様々なミックスでのテストが考えられるから
-
アンダーを削って色味を深く入れるので退色などの経過を見たかった
-
新しい薬剤体系なので元々の髪のダメージの状態への影響を予測できないから
などが理由です。
これって今までのカラー剤と違って研究の余地が凄いあるなって感じたからです。
テストしている量が今回はかなり多いので、
いつもの新色紹介と違い内容が濃いので連載形式でブログで発表していきたいと思います。
これだけ書けばただ導入したら使えばいいってカラー剤ではない事が分かって頂けると思います。
今までのカラー剤なら毛束を染めてこんな感じで良かったのですが、
簡単なんだけど使いこなそうとしたら正直そんなに簡単なテストで使いこなせるカラー剤ではないと思ってます。
(何度も言いますが単純な黒髪などからの単品使いなどは除いての場合です。)
薬剤自体の使い方は単純で簡単なんだけど、ちゃんとした知識やカラー剤の使いこなしができる人でないと難しいみたいな。
更に実際のお客様の髪の状態は更に複雑ですから、
パーマをかけている状態の方やブリーチをされている方など、黒髪からカラーされる方のほうが少ないですから。
そもそも黒髪からなら誰でも色の予想はできますから。
実際にアプリエを毛束を染めてみた。
では早速実験してみましょう。
明るさが2種類の黒髪の毛束とブリーチてある毛束を染めていきます。
今回は放置時間は30分のオキシ6%の2倍です。
テストしたのはサンプルで届いた2色の、
ラベンダーアッシュの13LVとブルーアッシュの13LVです。
そして今回注目のPCパウダーです。
(コストの面でもアプリエは特徴ですね。)
PCパウダーの配合などはパンフレットを見て貰えれば良いので省略します。
では毛束を見ていきましょう。
それぞれの色を見ていきましょう。
こちらがラベンダーアッシュです。
実際にアプリエのサンプルでヘアカラーのテストをされた美容師さんも沢山いると思いますが、
まず率直に感じたのは、
黒髪染めた13LVのカラー剤が全然13LVじゃなくない?
だと思います。多分そう思った美容師さんは多いはず。
これは元々の黒髪のアンダーのメラニンを削る量だと考えた方が分かりやすいと思います。
(メーカーさん的には光に当たった時の明度なのかもしれません。)
そこに濃いめの染料を重ねているので結果的に13LVに明るくした髪に色を重ねるから表記は13LVって薬剤には表記してあるってことです。
一般の方はこいつ何言ってるの?みたいになると思いますが、
これってもう完全に美容師さん向けの記事なので一般の方は何となく読んでいて下さいw
アンダーの削る量なので薬剤選定の時は薬剤のレベルで仕上がりを考えると暗くなってしまいます。
そして光に透けるカラー剤なので、
今度はこの様に自然光にしっかりと当てて髪色を見ていきます。
やはり自然光で見るのと室内の光で見るのとは透明感が実際は変わってきます。
この光に透けた時と室内での違いなどカウンセリングの時に注意したい所です。
なのでここがしっかり伝えないと美容師もメーカーさんもディーラーさんも、
(全然このカラー剤明るくならないじゃん!!)
てなってしまうと思います。新しいカラー剤なのでせっかくいいものが誤解されるのは勿体ないですからね。
この明度の表記とアンダーの削る量と染料の濃さが良くも悪くも、
今までの選定の考え方では簡単に使えないと思うポイントです。
カラーの明度の考え方を変えないといけない時期だと思う
ここで重要なポイントです!
このヘアカラーは今までのカラー剤よりも透明感が全然違います。
という事は光に透けると明るさが全然違って見えるという事です。
これって僕の中で明度や明るさって考え方を改めて考え直す時期だと思ってます。
それは光が当たった時と当たってない時の明度差がかなり違って見えるからです。
なのでカウンセリングや説明をしっかりしていないと思ったより明るく感じたりしてしまいます。
少し前までのカラー剤ではこの透明感がブリーチなしではここまで出せなかったので、
こんな問題は起きなかったんですがこれからは美容師側もお客様も明るさを決める際のポイントかもしれません。
今回のアプリエカラーのまとめ
今回はホーユーのアプリエカラーの本当に障りの所を説明していきました。
まだまだPCパウダーの使い方や選定やデザインカラーへの応用、
それに伴うカラーのプロセスの見直しなど盛りだくさんです。
何度も言いますが基本的には簡単に使いやすいダメージを抑えた透明感のあるヘアカラーです。
たださらに使いこなそうと思うとしっかりとした知識が必要なのも事実です。
まだまだアプリエは実験するネタやが多いので、連載方式で少しづつ紹介していきたいと思います。
arなどでハイ透明感カラーなどと広告もされているので、
これからお客様からのオーダーや問い合わせも増えると思います。
その時にしっかりと説明できるかも大切なポイントです。
次回は使い方の他に実際に染めたヘアカラーなども紹介していきます。
良かったら参考にしてみて下さいね。