こんにちはTHEORDERの四宮です。
最近は人の髪を毎日のようにブリーチしてブルーやグレーなどカラフルに染めてます。
普通のカラーも全然するんですが・・・
そんな春の新発売カラー剤と言えばホーユーのアプリエです。
初めて見る方にこのカラー剤を簡単に説明しますと、
ブリーチをしなくても一回でブリーチをしたような透明感のあるヘアカラーにしてくれるカラー剤なのです!
そんな便利なカラー剤が発売されたわけです。
THEORDERも早速発売日に全色そろえまして、
これからどんな色が作れるか実験が楽しみですw
ここで久々の登場の友君です。
友君(このアプリエって講習言ったんですけど使い方難しそうですよね・・・)
四宮(確かに今までに無かったPCパウダーって三剤が増えて調合の幅が増えたからね。)
友君(このふりかけみたいな奴入れとけば明るくなるんですよね!!)
とまあ使い方が変わるので困惑している美容師さんも多いはず。
今回はそんなアプリエを一般の方目線と美容師目線で書いていきたいと思います。
今回は実際にモデルさんを染めてどれくらいの透明感が出るかテストしてみる
前回に引き続きアプリエ紹介の第2弾ですが、
実際にはそんなに透明感とか出るのぉ?ブリーチしないでそんなんになる訳なくない?
と思われる方も多いはずです。
まあ過剰広告みたいに実際に使ったらそんなに凄くないやん!!とか結構ある世の中ですし。
そんな疑問を解消すべく!!
今回は春の新色ヘアカラーのアプリエカラーを実際にモデルさんに染めてみました。
実際にモデルさん〔嫁〕をアプリエを使って存分にテストしたいと思います。
〔基本始めは身内かスタッフから存分にテストして実験しますね。〕
実際に染めてみないと薬剤の良さは分からないですからね。
完全にパンフレットに頼らず実際に薬剤をテストして色を見て薬剤の良さを見極めのが僕のやり方です。
〔良くも悪くもヘアカラーの写真の色も加工できちゃうし、成分もいくらでも良く言えますから。〕
お客様に使う物なのでテストしないと怖くて使えないしプロですから。
なのでブログでの薬剤の評価や感想は完全に個人の見解なのであしからず。
〔質感一つや色にしても好みや綺麗の基準は違いますから。〕
前回の毛束を染めた時よりも、より実践向きの説明ができるかなと思います。
美容師さん向けに先に行っておくとやはり今まで通りの選定では簡単な所しか使いこなせなくて、
アプリエの良さは引き出せないかなという印象です。
嫁なので存分に実験していきたいと思います。
モデルさんのビフォーの状態
ではまずビフォーの状態です。
毛先はパーマをかけてある状態。
〔パーマかかりにくい髪質なのですが、かからないと言う僕の言い分を無視してパーマをかけたので結構ダメージあり。〕
根元は1cmほど伸びた状態です。
今回はアプリエの色をシンプルに見たいので、
ラベンダーアッシュの11lvの6%オールで選定します。
〔サンプルはオキシ6%しかないので、毛先までしっかりとPCパウダーを入れた薬剤でアンダー削りたいと思います。〕
放置は20分でしっかりと置いていきます。
毛先も沈みやすそうな毛先ですが、アプリエの毛束を信じてそのままで行きます。
(そもそもサンプルの幅が狭いので。)
染めている途中経過はこんな感じに一度リフトしている感じがします。
ここからどんな感じに色が入るかというと、
20分経つとしっかり色が入っています。
なのでカラーチェックするタイミングで色が全然変わるので始めは色は言っているかなって心配になりますが、
そこからのトーンダウンが凄く入っていきます。
髪がPCパウダーで薬剤が膨らむ感じも慣れないと違和感ですが、
仕上がりはどうなるのでしょうか。
モデルさんのアフターの仕上がり
では仕上がりを見ていきましょう。
髪が濡れている感じだとこんな感じです。
しっかりとアッシュが入っていてこれで11LVのアッシュの濃さだと若干深い印象です。
では乾かした感じを見ていきましょう。
窓際で写真を撮ると分かりますが、光に透けた感じの透明感や明るさがかなり感じられます。
逆に光の当たっていない後頭部はしっかりと色味が入って落ち着いた印象です。
この光に当たった時の透明感がやはりブリーチしなくても出せるのがアプリエの特徴だと思います。
意外に思ったよりも光に当たると明るさが本当に違って見えます。
色味もしっかりと入っていてサンプルの2色とも濁りのない優しいグレージュといった印象です。
毛先も沈まずしっかりと色が入っていて、
ハイライトやグラデーションなどのブリーチが入った髪にも安心して使える綺麗な色味だと思います。
(ダメージに合わせてクリアや毛先の処理は必要な時は必要だと思います。)
今回のアプリエヘアカラーのまとめ
今回のテストで実際にモデルさん〔嫁〕を染めた感想としては、
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光に透けた時の色の見え方の違いが半端ない。本物に光に透けて明るく見える
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室内の照明では逆にしっかりと色味が入っているので暗くみえる
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根元の薬と毛先の薬をしっかりと使い分けないと、根元の彩度足りなかったり赤味に負ける。薬剤選定にトーンコントローラーは必須
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単純に11lvからの薬剤スタートだから根元が簡単にネモカンする。オキシコントールが他の薬剤より慎重にする必要あり
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オキシ下げることによって一気に染料が濃くなってトーンダウンする。オキシの1%の違い大事
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なんか分からないけど手触りがめちゃくちゃツルツル。
と言った感じです。
今迄の薬剤と注意するポイントもこんな感じに若干違います。
〔今迄の選定のベーシックでもいけるけど、若干誤差を感じるイメージ。〕
手触りがものすごく柔らかくツルツルになる事も驚きました。
これは毛束でやった時にも分かる位手触りがいいです。イルミナのツヤ感や手触りとはまた違った感じ。
この髪の質感は単純にすごいなって思いました。
透明感や色味についつい注目しがちですがこの質感もアプリエの評価できる特徴ですね。
この注意するポイントはまた細かく次回のブログに書いていきたい思います。
四宮(この透明感がアプリエの最大の特徴なんだよね。ブリーチしなくてもこの明るさでダメージも少ないからね。)
友君(ブリーチには抵抗あるけど外国人風の透明感あるカラーされたい方にはお勧めですね。よく分からなかったんですが今分かりました!!)
アプリエは正直オキシの調整が一番重要だと思う
今回のブログで一番書きかたいポイントは、
僕がこのカラー剤を使う上で一番注意しないといけない、
オキシでのトーンダウンの幅がものすごく他の薬剤よりも差が広いという事です。
多分PCパウダーとか元々アンダーをしっかり削ってから色味を入れるので、
オキシを下げた途端にアンダーを削らず色味を入れるので一気に染料が濃くなった感じがします。
先ほどのモデルでは6%ALLの選定で染めましたが、
この毛束の様に3%にすることでこれだけ色が深くなります。
毛束で染めた3%の11LVのラベンダーアッシュはこれ位深いです。
(ちなみに毛束はPCパウダーありと無しです。この実験の違いはまた次回。)
全然仕上がりの明度が変わってくるんですね。
同じ薬をオキシ6%と3%で使うのでは全然染料の濃さやトーンダウンの幅に凄く広がりの差があるという事です。
(僕の中で多分少しは染料をPCパウダーが壊してるんじゃないかって感じるくらいです。そうなっても色味が入る染料の濃さに調整してるのかなと感じました。)
ここには書いたらメーカーに怒られるテストも正直してますがww
PCパウダーをガンガン入れたり他のメーカーの薬剤と試したり。
実際に試してからでないとこれはダメとか言いたくないので。
それはまた次回のブログで書いていきたいと思いますので。
良かったら参考にしてみて下さいね。