こんにちは!美容室THEORDERの四宮です。
年齢とともに増えてくるものと言えば白髪ですよね。
女性にとって1本見つけると憂鬱になるものですが、
白髪染めを続けて根元がすぐ伸びて白いのが気になる…なんて方も多いかと思います。
ヤフーニュースでも取り上げられていて、
グレイヘアに対してポジティブになりヘアを楽しめる女性は増える事はとても素晴らしい事です。
こういったニュースをきっかけに白髪を暗くしっかり染めないグレイヘアと言うのはトレンドになりそうですが、
ただ美容師のプロの目線から先にお伝えすると誰でも染めなくて白髪を伸ばせば綺麗なグレイカラーになる訳ではありません。
色々と髪質や白髪の量や似合わせなどの目線から微調整してあげた方が良いんですね。
僕自身もグレイヘアを活かしたヘアカラーを素提案しています。
(このヘアカラーもグレイヘアを活かしてブリーチしたヘアカラーです。)
今回はそんな白髪を綺麗に活かした明るいグレイカラーを楽しむ為のポイントを紹介します。
明るい白髪染めやグレイカラーってそもそもどういった物?
THEORDERではブリーチの技術を活かして明るい白髪染めのお客様もいらっしゃいます。
基本ブリーチでダメージを抑えながら明るいハイトーンにするヘアカラーと、
元々明るい白髪を活かしたり染めるのは同じ技術が応用できるものが多いんですね。
ではまずグレイカラーを活かしたヘアとはどんなものか説明していきます。
- 白髪を暗くするのではなく伸びてきても目立たないように明るめに染める技術
- まばらに生えているグレイヘアをハイライトで均一に見せたりデザインとして活かす
- トリートメントなどで艶を出し綺麗なグレイヘアとして見せる
- 肌質やパーソナルに合わせ色味を調整して似合わせる
- ヘアケアなどでエイジングした髪を艶のある綺麗な髪に見せてヘアスタイルを良く見せる
- ヘアスタイルとのバランス
- 元々白髪染めをされている方を徐々に綺麗に明るくする
等があげられます。実はすべての方が白髪をただ伸ばせば綺麗になる訳ではありません。似合う方と似合わない方がいるのです。
そのままグレイヘアを活かすのはヘアスタイルの艶感などもそうですし、
白髪率という白髪の量やバランスが大きく関わってきます。
単純に均一に全て白くなるまでは時間がかかったり個人差があるので、黒髪と白髪が混ざっている状態をどう少しづつヘアカラーを楽しむかポイントになってきます。
元々暗めの白髪染めをされていた方も急に染めなくなってしまうと境目が分かれたり毛先だけ暗い状態になると、
ヘアカラーをさぼってしまっている人みたいな色になって綺麗ではありません。
そのような状態を綺麗にしながら自然なグレイヘアーにする事が理想的です。
白髪を均一にしたりデザインにして綺麗に見せるハイライト
白髪は最初少しづつ増えていきます。ですので白髪の量はまばらなに増えていき場所によって集中したり黒髪の方が多く逆に白髪が悪目立ちしたり、
年齢を重ね全てグレイヘアーになるよりもまばらで増えていく期間の方が多いです。
(若白髪などの元々グレイヘアーが多い人は除きます。)
白髪が綺麗に均一に増えていく方はまれで、顔周りやつむじ回りなどの血行の悪い場所から白髪は増えていきます。
その為に有効なのがハイライトです。
白髪の量がまばらで綺麗に見えない場所にハイライトでグレイヘアの量を整え均一に見せたりバランスを取ります。
白髪と黒髪との中間の明るさがある事で白髪を悪目立ちしないようにできますし、
まだ全部真っ白まではグレイヘアが増えていない方や、白髪がまばらで伸ばしても綺麗に見えない…なんて方にオススメです。
今白髪染めをしていて白髪に生え変わるのに時間がかかる方は
実際グレイヘアにされる際に一番大変なのが元々染めている白髪染めの境目や切り替える時期です。
白髪染めは一度染めると色が明るくなりにくい性質があります。
その為そのまま白髪を伸ばしても境目が出来てしまい毛先だけ暗いという状態になります。
そうすると根元を染めていない人に見えてしまいあまりきれいな状態とは言えません。
そういった場合のポイントとしては、
- 根元のカラーを明るくしながら白髪染めした部分の毛先も明るく染めていく
- 毛先の白髪染めの部分をカットして無くしていく
- ハイライトなどで毛先の白髪染めを根元と縦の線で馴染ませていく
と言った方法が挙げられます。根元を徐々に明るくして自然に地毛のグレイヘアに変えていきます。
そうする事でグレイヘアに切り替えていく過程もヘアカラーを楽しめますし、
根元を明るくしていく事で伸びてきても根元の境目が目立たなくなっていきます。
(白髪の量が少なく黒髪が多い場合ですとまた変わってきます。)
そうする事でヘアカラーのサイクルも少なくなるので自然と髪のダメージや直ぐ染めなければいけないというのも変わってくるのです。
(暗めの白髪染めは早くて2週間前後で根元が気になります。)
地毛のグレイヘアよりももっと似合って顔色が綺麗に見えるグレイヘアカラーもあります
そしてもう一つ重要なのは白が誰でも似合う訳ではないという事です。
まずはポイントを説明していきます。
- 肌質の色によっては薄い色味を入れた方が顔色が綺麗に見える
- ファッションとのバランスで色を変える
- 髪質によってパサつきやすい方などは色で綺麗に見せる
等が挙げられます。ここで言うヘアカラーは白髪染めではなくファッションカラーで染めるほぼ白い薄いベージュの様なヘアカラーです。
(ピンクのハイライトを入れ全体は薄いベージュにして上品に仕上げたヘアカラー。)
実は根元の色を目立たせないほどのグレイヘアにしながら髪にほぼダメージをさせず色味を入れる事は簡単に出来ます。
(薄いヘアカラーはクリア剤というトリートメント材で薄めるのと、髪にダメージをほぼさせない染料などがあるからです。)
その為グレイヘアにほぼ髪に負担が無く薄い色味を入れることが出来ます。
ですので根元が目立たないグレイヘアにしながら更にパーソナルやファッションに合わせて更にヘアスタイルを楽しめる訳です。
勿論地毛のグレイヘアが似合う方もいますし楽しむ事も魅力的な事ですが、
グレイヘアを活かした薄いヘアカラーを少し入れてあげるだけでさらに魅力的に見える事も沢山あるので、
グレイヘアを楽しみながら更にそのグレイヘアのバリエーションを広げるヘアカラーがある事を知って貰えたら幸いです。
グレイヘアを楽しむためのヘアケアの重要性
そして最後にお伝えしたいのがグレイヘアのヘアケアです。
ヘアカラーをしない事によって髪の負担が減りダメージも少なくなるので髪の状態は良くなります。
ただそれだけでは綺麗なヘアスタイルは保てません。
ポイントとしては、
- エイジングによりハリコシやツヤ感が弱くなっってしまう
- 髪の表面に癖のあるエイジング毛がふわふわと生えてくる
- 毛量やクセが変化しセットがしにくくなる
などがあげれらます。
ヘアケアをして髪の変化を補ってあげる事で髪が綺麗に見えヘアスタイルのクオリティが上がるのです。
特に髪のツヤ感は髪を若々しく見せます。後ろ姿で髪を見るとその方の年齢が分かったりするのですが、
グレイヘアだと髪が明るく華やかに見えます。その分髪質を綺麗に見せる事で疲れて見えたり老けて見えないようにする為に重要なのです。
今回のまとめ
最後にまとめると、僕はグレイヘアはとても魅力的で素敵なヘアスタイルだと思います。
ただ誰でもグレイヘアを伸ばせば綺麗に見えるヘアスタイルではありません。
ですのでグレイヘアにはグレイヘアの似合わせや扱い方があるのです。
グレイヘアにされたい方がグレイヘアにした時に全然イメージと違った…とならないように、
参考にして頂けたら幸いです。