ブリーチから次に美容師が求められる物。ブリーチカラーのその後を考える

こんにちはTHEORDERの四宮です。

有難い事に多分東海では群を抜いてブリーチカラーをしているサロンになってきたですが、

(最近のブリーチを使ったヘアカラーの比率は50%以上でほぼ半分のお客様がブリーチをされるか、残りの方もブリーチ履歴があるお客様の比率になっています。)

正直ここまでブリーチをする事になるとは思ってもいなかったんですが、

(ブリーチカラーが元々好きなんですが、サロンワークでもここまでクリエイティブなデザインが求められるようになって毎日楽しいです。)

そんなブリーチを物凄くしている僕が考えるブリーチのその後について今回は書いていきます。

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ここまで毎日ブリーチしていると少しづつ変化していくデザインや新しい技術などに敏感になって、

多分普通の美容師さんより詳しいと思うんですね。そんな僕なりに考えたブリーチカラーのその後を書いていきます。


ブリーチカラーはブームで今だけに求められる技術なのか


先月号の髪書房さんのBOBでもブリーチカラー特集がかかれていましたが、

それ位今はブリーチに対して世間も美容師さんからもニーズが高まっています。

先に言っておきますと僕はこれからもっとブリーチが幅広い方にデザインも質も求められる時代になると考えています。

これはサロンワークでも肌で感じている事です。どんどんデザインが多様化と進化してるんです。

じゃあなんでそう思うのかと言うのをまとめていきます。


今のブリーチブームは幅広い年代に受け入れられている


まだまだブリーチカラーやハイトーンの重要は求められると考えてます。

(地域性などサロンのデザインにもよりますが、世の中全体のニーズとしてはヘアカラーのデザインは更に求められると考えてます。)

講習で様々な県を回っていると受講生の方もそこまでブリーチのお客様が多くないサロンさんでも、

今のブリーチブームで技術の幅の必要性を感じブリーチの事を学びに来て下さいます。

そういう話を聞くと都会だからと言う問題ではないんですよね今のブリーチブーム。

何故かと言いますと、

  • 若い年齢層のホワイト系のブリーチ、カラフルなヘアカラーなどの需要
  • 子育てや働かれている世代のハイライトやグラデーションなどの仕事でもできるデザインカラー
  • グレイカラー世代の白髪を活かしたヘアカラー

今回のブリーチブームは年代の幅が広いんです。だから地域性だけでなくどの場所でも提案でき求められる可能性があるんです。

(若い世代のデザインやブームだとどうしても都会の客層が若いサロンだけになっていましたが、今は地域密着型のサロンでもブリーチカラーは求められます。)

なのでブリーチ関係の講習をさせて頂くと本当に様々な地域の美容師さんが受講しに来て下さいます。

(提案や発信していないと少ないと感じるのですが、講習後にそういったデザインが出来るとそういった客層の方が増え今はどの地域でもニーズがあるそうです。)

若い年齢層だけでなく仕事をされている大人世代に向けてのグラデーションやハイライトデザイン。

グレイカラー世代では明るい白髪染めなどすべての年齢層に対してブリーチのカラーが幅広くデザインが提案され、

若い世代だけの一貫性のブームではなくブリーチを使ったヘアカラーが求められているため全ての世代でブームが一気になくなる事は考えにくいです。

むしろどのサロンさんや地域でも提案されていけばもっと広がっていくでしょう。


昔と違ってブリーチがお客様に受け入れられている


昔のブリーチメッシュ時代にあった一度やってみたけど苦手意識でやらなくなってしまった・・・

この話は昔ハイライトが流行り始めた時に耳が痛くなるほどこの話をお客様からお聞きした経験があります。

12年以上前の話なんですが、メッシュが流行った時にやってみたけど派手過ぎて嫌だった。という話です。

(なのでハイライトやブリーチに対して苦手意識を持たれる方も一時期は多かったです。レザーカットも昔されていたんだというイメージを持たれる時期もありました。両方とも今は技術も進化して受け入れられていますよね。)

そのころとは違い今のブリーチデザインは様々な年代に受け入れられお客様からも提案する前にやってみたいと言われる事の方が多いです。

そう!今のブリーチデザインは一般の方にも受け入れられリピートされています。

これは美容師さんのデザイン力や似合わせや薬剤コントロールだけでなく、

薬剤の進化による黄味を抑えた日本人にも似合わせや受け入れられやすいデザイン提案ができるようになったからです。

当然ながらSNSでどんどん新しいデザインは広がっていくのもブームの要因です。

ただ様々なサロンでブリーチをここまで使用する時代になりヘアカラーやブリーチ技術がSNSなどの関係で急にお客様のニーズで求められるようになると、

ブリーチに慣れていないサロンでは急な対応が求められます。

今までとは違ったものすごいスピードで新しいデザインが求められるんですから美容師さんも大変です。

ただこのブリーチ技術が美容業界全体土台が根付いて、

それを後押しする講習や業界誌など業界全体のブリーチ技術も更に進化してくると、

世の中の美容師さんからもっと色々なデザインが出てきて面白くなるのかなと思います。

まだブリーチブームは盛り上がっている最中なのです。


 バレイアージュなどのブリーチデザインは更に技術が進化して幅が広がる


これなんですよ。僕が今回ブログで一番書きたいの。

これからもっとブリーチカラーは進化して技術力もデザインも求められ、更に様々なヘアカラーデザインが登場すると考えてます。

今でも他の美容師さんが作った新しいデザインにどうやったのと試行錯誤する事も多いです。

そういった時やってやろうと燃えますよねw

これにはいつもブログに書いている、

  • ブリーチを初めとした明度や色相の表現の幅が広がった薬剤進化
  • 処理剤関係でダメージ抑制やヘアケアのクオリティの向上
  • 新しい薬剤が可能にした新しいヘアカラーテクニック

完全にこの3つが今のブリーチブームのきっかけです。そう昔は今のデザイン作るの難しいか現実的じゃなかったんです。

(できないとは言いませんが難しかったです。)

僕これプレックス系が出始めた2年前の夏から言ってるんですが、そこから少しづつ技術が色々と考えられ進化していってるんですよ。

でもこれからその技術を元にもっと進化していきます絶対。

先ほど書いたようにサロンワークでもお客様から求められるっていうのが重要で必要性があるから進化するんです。

(だってサロンワークで使わない技術なら進化しても使う場所が限られてしまいますから。リアルに日々の仕事に結びつくからです。)

僕自身もブリーチに対して色々試行錯誤したり新しい技術やデザインって日頃から色々考えるんですが、

時代に求められるデザインが変わる中で。これも面白いとか良い色やデザインってどんどん登場してくるし、

次々と様々な美容師さんが考えた新しいテクニックが出てきてるんですよね。しかも今はそれがSNSでもすぐ広がるんですよ。

ブログやインスタ、講習でもお伝えしていくと思いますが、それに対応していけるかがこれからブリーチを提案していく美容師さんには求められるのではないでしょうか。


今回のまとめ


色々と書いていくとどんどん長くなるので今回はブリーチに関係する内容で書きました。

こうやって進化していく美容師の仕事って本当に楽しいですよね。

他にも処理剤関係の進化が凄く面白くて髪質改善だけでなくヘアカラーにも変化をもたらしそうです。

この話はまた次回書いていきます。良かったら参考にしてみて下さい。