こんにちはTHEORDERの四宮です。
夏に入って暑い日が続きますが、
秋ですよ!秋通り越して冬ですよ!!
となりましてこの時期お待たせの新色ヘアカラーの紹介です。
毎年新色を検証して紹介し続けたら遂にメーカーさんから講習のお仕事きました。
そんな講習前に今使い込んでいるミルボンさんの秋冬の新色ネオヴィンテージラインの紹介です。
昔の様に自由に変な仕事とか大人の事情とか関係なく色を検証していきます。
(使ってみてドキドキな結果だったら・・・)
2018、2019秋冬新色ヘアカラー、オルディーブのネオヴィンテージラインを実際に染めてみた
今回はミルボンさんのオルディーブラインから秋冬に発売されますのが、
このネオヴィンテージラインの2色になります。
もうヘアカラーの種類が増えてきて名前がどんどんオシャレになってきていますが、
色の展開としましては、
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ネオヴィンテージカーキ
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ネオヴィンテージグレイ
の2色展開になってます。今回は寒色系での展開になっていて、今の時代に合わせたグレージュ感を感じさせる大人な雰囲気の色味になっています。
見本としてはこんな感じです。
ポイントとしてどんな色かと言うと、
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グレイで肌馴染みが良い色
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コクと柔らかさのあるコクグレージュの質感
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色味はアッシュグレーとカーキグレージュ
と言った感じになっています。これだけヘアカラーも様々な種類の色がある中でまだ新色は作られているんですね。
(元々あるカラー剤でも作れない事はないのですが、染料が新しくなっている薬剤は古いもので表現するのが難しいものもあります。特に熱にと良いとかダメージしてても染まるとか。色々な意見がありますけどね。)
ターゲットとしては大人の仕事をされている女性が色を楽しめるヘアカラーになっています。
最近はお仕事で明るさに制限がある方でもどんどん透明感のあるヘアカラーが楽しめるようになってきました。
使い方によってブリーチ系のヘアカラーにも使えるか検証して見ていきたいですね。
今回も実際に黒髪をブリーチしてその毛束を染めてリアルな色の感じを検証していきます。
実際にネオヴィンテージラインを染めてみる
THEORDERでは新しい薬剤は実験や検証をしどんな髪質に向いていたり発色をするのかテストしてから薬剤を使用します。
(見本通りには人によって髪質が違うので中々同じに染まらない事もあるからです。最近は薬剤が優秀なのでそんなことも減ってきましたが。)
今流行っている色や他の美容師さんが作った絶妙な色味など表現が難しい色がでたら新しく毛束を染めてみて作ります。
(やはり感覚ではなかなか難しかったリ、ヘアスタイルによっては写真の加工もあるのでそんな簡単にできない物なんですね。)
基本的に検証で見るのは、
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実際の色の染まり上がり
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熱などに弱く退色しにくいか
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様々な明るさに染めた時の色の違い
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手触りなどの質感
など様々な部分を見ていきます。その後実際に人体に使用し色の似合わせや雰囲気を見たりしてヘアスタイルのデザインに落とし込んでいきます。
色が綺麗に出ても似合ってないと大変ですからね。基本新しい薬剤は今の時代に合わせて作られている色なので優秀なのですが、
結局はそれを使いこなす美容師さんの力量も重要になってきます。薬剤が変われば技術やヘアスタイルのカットとのバランスなど色が持つヘアに持つ重要性は高いんです。
一般の方も新色が出て今年のファッションに合わせて自分の服装がどんな色が似合って自分のパーソナルには合っているのかなど、
髪型もヘアカラーをされている方は色も一緒に考えてあげると服と同じで今オシャレに見えるバランスになるんですね。
染まり上がりのアフター
では染まり上がりを見ていきましょう。
まずはネオヴィンテージカーキです。
今回は2種類のブリーチした明るさの髪に6LVと8LVの新色の明るさ違いを染めてあります。
(様々な明るさのお客様を想定する為です。ハイライトとの相性なども考えて。)
色の感想としては、しっかりとグレージュ感を出しながらカーキが濃すぎずやり過ぎていない色味の印象です。
左がブリーチを一回した髪に色を染めたもので、右が2回ブリーチしたものになります。
やはり寒色のカーキ系はアイロンなどの熱に弱いので、コテで巻く方などは温度を気を付けた方が良いといった印象です。
次はネオヴィンテージグレイです。
こちらはもう少しグレージュがかった色になっています。印象としてはやり過ぎていないまろやかなグレージュに仕上がっている印象です。
(このブリーチを2回した髪にもそこまで鮮やか過ぎない所がグラデーションやハイライトのデザインにも使いやすそうです。)
美容師さん向けの話になりますが2色ともですが、明るさの差があっても結構同じような色に仕上がるので、
夏で退色して明るくなってしまった髪や明るさのムラも綺麗に直してくれそうです。
ただしっかりとハイライトを出したいデザインは今まで通りトナーなどを使用してプロセスを分ける必要はありそうです。
ここまで色味がしっかりしていると仕事の関係上ブリーチができない方でも綺麗な透明感のあるヘアカラーが楽しめるので、
大人の女性で髪を明るくできない方もしっかりとブラウン味や赤味を抑えたヘアカラーのバリエーションが楽しめそうです。
今回の2019秋冬ヘアカラーのまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の新色はどちらかと言うとOLさんなどナチュラルな色味を好まれるヘアカラーの新色を紹介していきました。
これ以外にも様々な新しいカラー剤を使った新色を紹介していきます。
ヘアカラーは最近色味の多様化によりこの色!と言ったトレンドが昔よりも少なくなりました。
(レッドやオレンジやイエローなどはそこまでご要望は多くはないですが、寒色系は幅広くオーダーが多い色だと感じます。)
グレージュやアッシュなどの黄味を抑えた寒色系をメインに、ハイライトやグラデーションなどデザインの種類も多種多様です。
ピンクやパープルなどのヘアカラーも人気だったり、ブリーチを繰り返した鮮やかなヘアカラーも人気です。
ただ鮮やかなヘアカラーは年代やお仕事のTPOで分かれているので、人気だけど一般のサロンではもの凄い多くないですね。
でも昔よりは若い世代の方を中心に鮮やかなヘアカラーを楽しまれる方は確実に増えたかなと思います。
インスタグラムにてヘアスタイルを更新していますので良かったらそちらもご覧下さい。
良かったら秋先に染めるヘアカラーの参考にしてみて下さいね。