こんにちはTHEORDERの四宮です。
来年に流行るトレンド予測とキーワードがリクルートホールディングスから発表されました。
今日は休みだったのでテレビを見ていたらこの話題様々なニュースで取り上げられていました。
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)は、
美容、アルバイト・パート、人材派遣、社会人学習、人材マネジメント、飲食、婚活、
住まいの8領域における2018年のトレンド予測とトレンドを表すキーワードを発表いたしました。
2018年のトレンド予測キーワード
「来るスマ美容師」(美容領域)
「年功助力」(アルバイト・パート領域)
「熟戦力」(人材派遣領域)
「まなミドル」(社会人学習領域)
「ボス充」(人材マネジメント領域)
「ピット飲食」(飲食領域)
「お見せ合い婚」(婚活領域)
「育住近接」(住まい領域)
高齢者のもとへ「スマイルを届けに来る美容師」が増加の兆し!
概要
2018年は介護保険制度改正、介護報酬改定の年であり、高齢者向けの美容・健康など、関連サービスにも新しい動きが予想されている。美容業界においてはサロン数が増え続け、人口減少とともに競争が激化。また若手美容師の働く意義や、ママ美容師の働き方が多様化するなど変化もでてきている。そのようななかで、美容室に行くのが困難な高齢者のもとへ「スマイルを届けに来てくれる美容師」が増加の兆し。背景
①高齢社会の加速:人口が減る一方で、高齢化率は上昇。2025年に団塊世代が後期高齢者となり、2035年には人口の約3人に1人が65歳以上の時代へ突入する。それに伴い、美容室へ行くのが困難となる「要支援」「要介護」認定を受ける高齢者も年々増加。高齢者向けのサービスにますます注目が集まる可能性がある。
②美容意識の高い高齢者の増加:60代後半~70代前半の高齢者は、10~20代の頃から流行のファッション(ミニスカートやパンタロンなど)を取り入れ、おしゃれを楽しんできた世代。いくつになっても見だしなみに気をつけていたいと答えた高齢者が85%、元気でいるためには美容も大切であるという高齢者が約70%。美容・人材派遣・飲食・住まいなど8領域の新たな兆し 2018年のトレンド予測を発表より引用
その中に美容師に関するワードが上がったのですが、
僕は初めて聞いたワードだったのでどんな意味だろうとなりました。
こういった需要と美容を通じて高齢者の方に喜んでいただきスマイルを届けるというこのワードはいいなぁと感じました。
今回はそんな来るスマ美容師をテーマにブログを書いていきたいと思います。
この来るスマ美容師は本当に流行るのか?
そうかそう言う意味なのか…となりましたが確かにこれからのトレンドになるなと直ぐ納得しました。
美容室を経営している立場としてもこの先こう言った需要の高まりと市場はこれから確実に拡大すると思います。
少子高齢化により美容室に来られない方や老人ホームなど入居されている方は、
美容室に気軽に外出できなかったり長距離の移動が難しく利便性の面で近い美容室がいい場合など。
これから高齢者の美容室の新しい需要により、更に美容師の働き方は多様化するでしょう。
実際の美容師は訪問美容で働いた経験が乏しく働き方がわからない現状
しかし日頃美容師のフェイスブックやブログなどをよく見るのですが高齢者の訪問美容などは話題としてはあまり上がりません。
何故ならまだ一般の美容師には訪問美容はあまりピンとこないからです。
これは訪問美容と言う働き方をしている美容師が少ないのと機会もあまりないからです。
そうあまり現実訪問美容をしている美容師は少ないのです。
僕自身寝たきりの祖母の髪を訪問美容で病院や自宅に髪を切りに言った経験がありますが、
やはり寝たきりで中々お風呂や髪のセットができない状態ですから普段の美容室のお客様の違うケースになります。
(どうしても寝たきりで後頭部の髪がすれて薄くなってしまったり、日頃手入れをしやすくする事に重きを置かれていました。)
そういった自分自身の経験からでも訪問美容は色々と課題があると感じました。
健康な状態でしたら気にならない事が問題になる事も出てきますし、座っている姿勢が大変な方は時間も早く切らなければいけません。
ただ普段の美容室のサロンワークとは違いカットが上手いというだけではいかないのです。
勿論健康な方などに訪問して美容を行うというケースも多いと思いますが、
新たなスキルやサービスや技術が必要になりますのでただ現役の美容師が言ってできる物ではありません。
そういった需要に伴って訪問美容の講習なども開催されていますがまだ数が少なく、
需要に対応し訪問美容のスキルを身に付ける事がこれからの美容師に求められると思います。
実際どうやって訪問美容をビジネスやお客様を開拓していくかあまり知られていない
ここでもう一つ課題だと思うのが美容師と訪問美容のお客様のマッチングです。
僕自身こういった仕事のお客様をどう開拓していくか分からないですし、
訪問する為には老人ホームやご自宅から出れない方などお客様を開拓していかなければいけません。
現在こういった開拓はあまり美容業界では情報が少ないのと、
飛び込みでの営業や紹介などで訪問先を見つけたりご来店頂いているお客様がそういったケースになる場合など、
需要に対して美容室側や美容師側が対応できていない現実があります。
(そういった話題が上がってこないのでもう取り組まれている美容室もありますが多くはありません。)
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
来るスマ美容師は流行るでしょう。美容とスマイルを届け綺麗になり喜んで頂ける需要はとても美容師としても嬉しい事ですし、
美容を通じて高齢者の方に元気や喜んで頂けたらなと思います。
ただそれをしっかりと形にするにはまだまだ課題があるとも感じます。
この来るスマ美容師というワードに対して早急に対応したスキルを持た人材や需要の受け皿が求められるのではないでしょうか。
美容室に出勤する日と訪問する日などと別れる別れる働き方などこれから美容師の働き方は多種多様になりそうです。
良かったら参考にしてみて下さい。