ヘアカラーQ&A。ブリーチは一日に何回までできるの?ブリーチを美容院でオーダーする時のポイント

こんにちはTHEORDERの四宮です。

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今回は定番のヘアカラーQ&Aのコーナーです。

ハイトーンのヘアカラーにされる方は最近は多くなり、ハイライトからグラデーション迄様々なブリーチのヘアカラーにされる方が増えました。

その時にお客様に質問される事が多いのが、


一日にブリーチのヘアカラーは何回までブリーチできるの?


ブリーチは当然ながら回数を重ねる事で明るさを増して透明感が出ます。

ホワイトブリーチ ケアブリーチ まとめ 2018

写真の様にホワイト系のヘアカラーにですとブリちーちでかなり明るくする必要があります。

その為ホワイト系のヘアカラーや鮮やかなヘアカラーにする時はブリーチを回数重ねる事で綺麗に染まります。

ただブリーチを回数重ねる事は髪に負担がかかったり頭皮が染みたりと色々と気を付けないといけない部分もあります。

今回のテーマはブリーチが一日に何回できるかを詳しく説明していきます。


ブリーチを一日に数回する時のポイント


ではまずブリーチを一日に何回もするとどうなるかを説明していきます。

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単純にブリーチは髪の負担が大きいヘアカラーです。簡単に言うとダメージが出ます。

その為美容師さんも髪が少しでも痛まないように慎重に施術をする技術です。

ブリーチを数回する時のポイントとして、

  • 回数を重ねる事で髪にダメージが出る。限界を超えたダメージをすると髪が断毛する事もある
  • 頭皮への刺激が強いので染みたりする。回数を重ねると刺激は大きくなる

大きくはこの2点が慎重になる部分です。

ですので髪の状態や頭皮の状態を無視してむやみにブリーチを繰り返してしまうと大変な事になります。

(セルフでのブリーチを数回する染め方などは色々と動画やNETにありますが、プロからするととても危険なのでブリーチを1回以上同じ日にする事はお勧めしません。)

勿論頭皮が刺激に強い方や髪質が丈夫な人もいますが、どちらかというと染みる方の方が多いです。

頭皮の刺激に弱い方や髪のダメージが元々ある方がNETの方法を鵜呑みにしてブリーチを数回してしまうと、

頭皮が荒れてしまったり髪が切れてしまってボロボロに・・・となってしまいます。

ブリーチはプロでも難しい技術なんですね。


実際に美容院だと一日にブリーチは何回できるの?


では今度は実際に美容室では一日に何回までできるのか説明していきます。

結論から言いますと髪の状態や美容師さん次第です。1回から多くても一日だと3~4回程度だと思います。

THEORDERでも多くても3回が多いです。4回目は根元に付けない方法やケアブリーチを使いブリーチだけで白にしたい方のみです。

何故なのかポイントをまとめていきます。

  • 髪質や髪のダメージの状態によってできる回数が変ってくる為
  • お客様の頭皮の状態によって変わってくる為
  • 使用する薬剤や技術によっても変わってくる為
  • 美容師さんや美容室の基準や打ち出しているデザインによって変わってくる為

等があげられます。

まず最初にお伝えしたようにブリーチはとてもダメージや髪の負担が多い施術です。

その為プロの美容師さんでも慎重に髪の状態や頭皮を見極めてヘアカラーします。

髪がブリーチする事でどれ位ダメージが出るかを見極め予想し、髪の素材をなるべく守りながら綺麗に染まるようにブリーチします。

その見極めの基準や元々美容師さんのブリーチで打ち出しているデザインによっても変わってきます。

(髪の素材を大切に考えブリーチを回数重ねるデザインをお勧めしない美容師さんもいます。どちらが良いとかではなくデザインの考え方の違いです。ブリーチが多いから技術が上手いとかではないです。)

他にもグラデーションカラーやハイライトなど根元にブリーチを付けずに髪を明るくする方法も頭皮の負担がないので回数を重ねやすくなります。

(当然ながらダメージの事は別です。)

この様にどの部分をブリーチするかにも回数は変わってきます。

後は美容師さんの打ち出しているデザインやブリーチへの考え方でも変わってきますので、

1回のブリーチでも根元に全くつけない事を推奨する美容師さんもいれば、一日に複数回ブリーチを安全の為されない美容師さんもいます。それぞれブリーチへの考え方の違いですね。


ブリーチする時に髪の状態と同じくらい大切な頭皮への刺激


次に髪のダメージや状態異常に大切なのが頭皮への刺激です。

セルフでの複数回のブリーチで一番危険なのが頭皮にブリーチの刺激があるのに無理に我慢しすぎて頭皮の肌荒れを起こすケースです。

美容室では色々な頭皮への刺激対策をしていて、

  • 根元を少し開けてつかないように塗布する
  • 頭皮を保護する保護スプレーをつける
  • 頭皮の状態を診断し荒れている方や染みやすい方はそれに合わせたブリーチのヘアカラーを提案する

など頭皮の状態に合わせて様々な方法で対策をします。

数回すると頭皮が染みやすい説明などをし変化を事前に伝えたり、あまりにもしみている場合はブリーチを途中で中断したり日にちを分けたりもします。

(セルフだとこの判断が出来ないので無理に染みているのを我慢して頭皮が荒れるケースが多いです。)

頭皮が乾燥して何日かしてカサカサするくらいでしたら、よほど元々の頭皮が敏感な方でなければ日にちが経てば治ります。

ただおできの様になってしまうと直りますが頭皮がしばらく痛いので大変です。

1回のブリーチでも敏感肌の方は荒れてしまうので、根元に付けない様な塗り方や日にちを分けてブリーチしています。


ブリーチは塗り方次第でダメージが大きく変わる


そしてブリーチの回数以上に重要なのがブリーチの塗り方です。

ブリーチの塗り方は様々な方法があります。そして置く時間やブリーチの量などによっても明るくなる度合いは変わってきます。

よく長い時間置けばブリーチは明るくなると思われがちですが、

ある程度の時間が過ぎるとブリーチの反応が遅くなり最終的には止まります。

ただダメージは進行してしまうので明るくそこまでならないのに髪だけ痛みます。

その為セルフなどで長く置いて髪をできるだけ明るくしようとすると髪がバシバシになるけどそこまで明るくなりません。

あとはブリーチは多く薬剤を塗るほど髪が明るくなりやすくなります。

その為一回のブリーチでしっかりとブリーチを塗布する事でダメージを抑えながら少ない回数で髪を明るくできます。

一日に何回ブリーチをする事よりも1回でどれだけ明るくするかも綺麗にブリーチするポイントです。


今回のまとめ


今回は一日にブリーチは何回できるのかをまとめていきました。

結論としては、

  • 一日にブリーチが出来る回数は髪や頭皮の状態で変わってくる
  • 髪の状態にもよるが多くても2~4回位まで。それ以上は髪も頭皮も危険
  • セルフでは1回以上は頭皮も髪も危険なのでお勧めしません

と言う感じです。

今は色々な情報がありセルフでホワイトにする情報も沢山ありますが、プロ目線からするとお勧めしません。

(髪は駄目ですけど最悪切ればいいのですが、頭皮の荒れは大変ですから。)

美容室で1日で数回ブリーチをしたい場合は美容師さんとしっかり相談しブリーチする事をお勧めします。

良かったら参考にしてみて下さいね。