美容師にとって良い教育って何だろうと考える

こんにちはTHEORDERの四宮です。

今回は最近感じる事や考える事を書くコラム的なブログです。

普段はお客様に向けたヘアカラー系のブログが多いのですが、たまにこういったのも自由な感じに書きます。

こういった物を書いてどうしたいとかではなく日記的な感じですね。

興味がある方は読んで頂ければなと思います。

THEORDERも少しづつサロンが大きくなるにつれ日頃から様々な問題や課題があり、

日々どんどん新しい壁や次々に来る大波ばかりでぼっこぼこになる日々を送っております。

どこまで行っても日々勉強だし悩みは尽きない物ですが・・・

課題がない環境や人なんかいないしその分成長と思えれば楽しいものです。

それはさて置きまして、


 

美容師にとって良い教育って何だろうと考える。


 

最近は教育という事を改めて考えどうしたらスタッフの為に良くなっていくかを考えさせられます。

それは新卒の採用を考えている時期だからと言うのもあります。

うちのような小さいサロンに来年の求人に対して新卒の応募が何人も来てくれる事は

これだけ多くのサロンがある中でTHEORDERで働いてくれているのはとてもありがたい事ですし、

正直人に対してはとても恵まれているなと感じてます。

(勿論今働いているスタッフに対しては日々思う事ですが。)

スタッフの人数が多くなるにつれチームワークも必要ですし、一人一人のスタッフの力が良いサロンを作りますから、

そうなってくると優秀な美容師が1人いるよりも、

みんなが平均的にお客様に支持される美容師でなければやはりサロンの発展はありません。

そのみんなに頑張りに支えあったり助けられることが増える程仲間って良いなって思うばかりです。

それを返す為にも僕にできるスタッフにためになる事の一番は環境を整え良い教育をするという事です。

美容室ってどこまで行ってもこの人を大切にする仕事だと思うんですよね。一人でできる事なんてたかが知れていますから。

勿論経営者として教育者として勉強し環境を整えるのは当然の事ですが、

スタッフの為!スタッフの為!と言うのは簡単でありまして、

シビアな事を言うとどんなに良い技術を伝え勉強してもスタッフが育たなければそれは絵に描いた餅と言うやつです。

極端に言ってしまえばスタッフを思っていなくても結果を出せている教育の方が、

教育の質だけをとれば上な訳です。スタッフの為と言うのならやはり結果がないといけません。

(シビアな世界なので思いだけでなく結果を出さないといけないなと自分への戒めも込めて。)

そんな今回は美容師の良い教育について、

多分美容師とは切っても切れないテーマですが、読んでいる方には当たり前でしょ!と思われる事かと思いますが、

コラムという事で自由テーマで改めて書いていこうと思います。


 

教育の質や評価は学んだ後輩達がどれだけお客様に支持されたかだと思う


美容室の価値はそこで働く人によって価値が決まると思います。

どんな良い内装の美容院でもそこに働く人が居なければ成り立たず、

そこに一生懸命働いてくれるスタッフが居るから初めて美容室は成り立ちます。

お客様にヘアを通じて喜んで頂ける美容師が良い美容師と言うのは言うまでもありませんが、

教育と言っても幅広い言葉ですが、簡単に言うとデザインや技術やセンスや接客や会話など様々です。

志やメンタルの部分などを含めると様々な教育があると思います。

日々どうやったらいい教育ができるか、どんなことを教えたらその子の為になるか、

人の数だけ教え方があり、時代によって変化するこのテーマは深い物がありますが、

相手があっての教育ですから、良かれと思って色々考えたとしても上手くいかず一方通行になってしまえばそれは押し付けになってしまいます。

最終的にはお客様に喜んで頂ける美容師が育てばそれが一番の教育の評価であり、

どんなに良い技術を伝えたとしてもお客様に喜んで頂けなければいい教育ではなく、

技術力だけでは良い教育とはいかない訳です。

まだまだTHEORDERは若いサロンなのでアシスタントのスタッフ達でまだデビューしている子はいません。

ただスタッフを雇うという事は大切なアシスタント時代を預かるという重大な責任があります。

人の人生に携わるという事です。当然食べていけるように会社として利益を出していかないといけないし、

競争の激しいこの美容業界で勝ち残っていかなければいけません。

人を育てるという事はそれ程重く、自分自身もそうやって育ててくれた方がいるから今の自分がいる訳で、

一人では一人前になれない職業だからこそ、与えられた物を次に伝えていかなければいけないなといつも感じます。


 

次の世代の美容師を育てる事は教えてる側が一番の学びになる


 

結局は教育する側の立場になるとこれを一番に感じさせられます。

自分の事だけをやる事はとても簡単ですし、人を育てるという事はとてつもなく大変な事です。

むしろ僕自身もまだまだ勉強中なので、色々と勉強したり考えて工夫したり、

自分自身が成長し伝える幅が広がる事が一番ですから何でもまずは自分からやってみたり。

(SNSなどの発信もスタッフにやろうという前にまずは自分がやらない誰もついてこないと思ってます。)

もう恥ずかしいほどに壁にぶつかっているので、壁ぶつかりすぎて鼻血出しまくりな日々です。

それ以上に周りのスタッフが頑張ってくれているので走れていますし、

もっと頑張らなければとまたぶつかります。

僕の中で何でも人に言う前にやってみるというのがあります。

実際に同じ立場でやってみないと分からない事もありますし、実際にやったから同じ壁の大変さが分かります。

出来ない事を直せとかやりなさいという事は簡単な事で、なぜできないか同じ立場に立って同じ大変さを考える事が、

アナログで古いかもしれませんが大切な事なのかなと思います。

経験が多くなればなるほど若いスタッフと感覚がずれてしまい、

逆に下の世代のスタッフに色々聞いたりもしますし、今の世代の感覚を学んだりもします。

経験を積むとは聞こえはいいですが、教育者として若い世代を理解する事に対しては、

時として同じ立場を理解するには邪魔なものかもしれません。

(経験があるからこそできるアドバイスや教育もあるのを前提として。)

せっかく美容師を志した以上、どうにか辞めず美容師として一人前になって欲しい。

優しさだけでは続くだろうけど伝わらない所もあるだろうし、

厳しさだけでは折れてしまい挫折してしまう子もいるだろうし、

バランスがある教育でないといけないなと自分に言い聞かせる毎日ですw


 

見返りを求めずどんなに大変でも教え続ける


 

一方通行な思いで上手くいかず退職してしまったり、なんで伝わらないんだろうという事も沢山あります。

人を教育する事はそんな簡単な事ではないので、何度も失敗したりぶつかったりと色々な経験をしてきました。

時間がかかる子もいれば、一筋縄ではいかない子もいる訳で、

そこが教育の楽しさでもあり大変な所です。でも先輩の立場の人はできる限り諦める事はせず、

後輩の事を考え伝え続ける気持ちがないと後輩は育てれないと思います。それ位人は簡単ではなく教育は奥が深く、

答えがない物ですし、次の世代が頑張ってくれるからこそサロンが繁栄していく。結局はお互いが居て成り立つ訳です。

(そもそも勉強中の僕がそんな偉そうなことを言えた立場ではないのですが。)

教えているのではなく、教えてさせてくれている位のお互いの思いやりも大切だし、

教える側も教わる側も相手を考えなければ良い教育はできないです。一方通行になってしまいます。

でもそうやって育てたスタッフがお客様を笑顔にしていると、頑張って良かったなと感じますね。

人を綺麗にする事と人を育てる事は案外似ているのかもしれません。


教育の内容だけでなく伝える事の質を上げる事が今の課題だと感じる日々。


 

優しさと厳しさとのバランスと相手の伝わりやすい方法を考える事は本当に難しい。

言葉だけで伝わらない事も沢山あるし経験させたり、責任を持たせて考えさせたり、

技術は時間と努力で身に付きますが、価値観を上げていく事は年齢を重ねただけでは身に付きません。

後輩がいる人はやはり人の上に立つ以上人間性も大事だし、背中で見せていかなければいけないし、

自分が経験した事を同じ様に経験させ学んで貰う事も必要です。

人によっても感じ方は違いますし、色々な経験をさせ気付かせる。

僕自身の課題でもあるしサロンでの課題でもありますね。


 

今回のまとめ


 

こうやって色々書いていて思うのが、やはりスタッフが居る事が本当にありがたい事で、

こういうブログを書いている事自体が幸せだという事です。

僕が作りたい目標のサロンには福利厚生を良くし働きやすくする為に絶対に支えあう仲間がいります。

こういった事に悩めるのは嬉しい事だし、今の時代に入社したいスタッフが居る以上もっと頑張らなければと思います。

でも一人で頑張ってもその目標には届きません。一緒に頑張ってくれている仲間がいて達成できる目標です。

こんな感じに自由に書いていきましたが、頑張らなければと思う今日この頃です。