こんにちはTHEORDERの四宮です。
今回は美容師さん向けのブリーチのヘアカラーのブログです。
様々なヘアカラーを紹介するこのブログ。主に最近はブリーチを使ったヘアカラーを中心に紹介してきました。
そして2019年に次に流行ると思われるのがバレイアージュのヘアカラーです。
一般の方にはバレイアージュって何?となると思いますが、
去年から少しづつバレイアージュのヘアカラーが登場しSNSでも多く上がっています。(海外では今トレンドになっているヘアカラーです。)
ただ実際にバレイアージュをしてみようと思っていても、今までの技術と違い少しコツがいたり薬剤など微妙に違ったりします。
そんな訳で今年流行るであろう、バレイアージュのポイントを書いていきます。
まずはバレイアージュがどんなカラーか説明
実は昔からある技術のバレイアージュですが、
最近はハイライトやグラデーションカラーがメインとなり一時期バレイアージュはそこまで使われなくなりました。
まずはバレイアージュ ができるデザインを説明していきます。
- 境目を深くしたグラデーションカラー
- 狙った部分にハイライトを描く様にデザインできる
- 毛先の毛量が軽くても毛先までしっかりとハイライトをデザインしやすい
- 根元に暗い部分を残すので根元が伸びてきても自然
- 全体にハイライトを入れても時間がそこまでかからない
と言った特徴があります。基本スパチュラと言われる板を使用してデザインをしていきます。
最近は細めのデザインのハイライトが流行ですが、このバレイアージュを使ってもう少しハイライトしっかりとデザインしたり、
全体に明るさのあるヘアカラーのデザインが少しづつ増えてきています。
慰安の流行のデザインがバレイアージュだと作りやすいから流行り始めたと言った印象です。
バレイアージュをする時におススメのブリーチとは?
次にバレイアージュで重要になるのがブリーチ剤です。
技術は多くの業界誌でも掲載されていますが、薬剤のチョイスなどはまだあまり触れられていません。
(ブリーチコントロールは前に業界誌やこのブログでも紹介させて頂きました。)
このブリーチをコントロールするだけでバレイアージュのデザインのバリエーションは変わってきます。
ではポイントを書いていきます。
- ブリーチの粘性が固い物が境目をぼかしやすく使いやすい
- ブリーチのパワーが強い物の方が境目のぼかしの部分もしっかりと明るくしてくれる
この2点です。簡単に言えばブリーチ力があり尚且つ粘性が固い物がバレイ―ジュに向いています。
勿論柔らかい物も使用してバレイアージュをやりますが、粘性が柔らかい物では境目をあまりぼかさないデザインの方が向いています。
後単純に粘性が柔らかいと薬剤が飛びやすくムラや操作性があまり向いていません。
その為固めの粘性の方がバレイアージュしやすいのです。
僕が粘性をコントロールする方法として、
- オキシのミックスする量を調整する
- 粘性の違うオキシを使い分ける
この2点で粘性を調整しています。この粘性と言うのはブリーチの1剤ではなく2剤のオキシで調整した方がオススメです。
その方が好きなブリーチ剤を使用する事が出来ますし選択肢が広がります。オキシはメーカーによって全然粘性が違うのでカラー剤との相性で調整されていますが、
硬めの粘性で調整されているメーカーならブリーチを三倍希釈しても粘性は硬く調整できるんですね。
僕自身は元々ミルボンさんのブリーチを3種類コントロールして使用しています。
ライトナーをミックスする使い方よりもブリーチ自体の強さをコントロールする方が最近は使いやすいので、
バレイアージュの場合はブリーチのみで薬剤を使用する事が多いです。
そのまま気に入っているブリーチ剤が使えた方が美容師さん的にも薬剤コントロールしやすいのではないでしょうか。
(ただ元のブリーチのスペックとの相性は同じメーカーで使用した方が安定しますので、検証をしっかりする事をお勧めします。)
ライトナーをミックスすると粘性の硬さも変わるので、ライトナーを使用される場合もオキシで粘性調整が必要です。
バレイアージュは基本頭皮に薬剤を付けない施術なのでブリーチのオキシが2倍以下でも刺激など問題ないですが、
最近流行っている過硫酸塩のタイプはあまりオキシが少ないとパワーが上がり過ぎてしまうのでお勧めしてません。
色々と検証してから使用する事をお勧めします。ブリーチは明るくなるのも大切ですが安定性も重要ですから。
今回のまとめ
今回はバレイアージュでお勧めの薬剤を紹介していきました。テクニックの部分も今僕も研究中で色々と試行錯誤しています。
ブログがテクニック編で好評だったら続き書こうかなと。
僕の考えですがバレイアージュはブリーチよりも粘性やオキシが重要だと考えています。
テクニックは様々な物がこれから登場していくと思われますが、それ以上にブリーチをどうコントロールし粘性にこだわるか。
この粘性の部分はあまり大きく触れられなかった部分ですが、これからテクニックと共に見直されるのではないでしょうか。
海外のインスタを見ると新しいテクニックが産まれどんどんヘアカラーも進化しています。
大切なのは今までのベーシックや日本独自の技術も大切にしながら新しい物もしっかりと吟味して柔軟に良いものは取り入れていく。
そんな事が求められるのではないでしょうか。良かったら参考にしてみて下さい。