ヘアカラーの常識を塗り替える!?2019新色ヘアカラーロレアルのINOAオイルカラーを実際に染めてみた
こんにちはTHEORDERの四宮です。
(書いてないブログが沢山溜まって溜まって・・・今の時間ある時にどんどん書きますね!)
今回はロレアルさんから2019春に発売されます新商品、オイルカラーのINOAを紹介します。
ヘアカラーの常識を塗り替えるオイルカラー革命
と言ったキャッチフレーズが書かれているこのカラー剤。
内容成分がオイルで構成されているこのカラー剤は今までのカラー剤の染まるメカニズムとは違った処方で作られています。
ではまずどんな感じに違うのか説明していきます。
まずはINOAがどんなカラー剤なのか説明
ではまずこのINOAがどんなものなのか説明していきます。
- カラー剤の主成分がオイルで出来ている。オイルの配合率は60%。(通常のカラー剤は水が主成分でオイルは数%ほど)
- オイルが髪表面に付着してオイルの力を使って染料とアルカリ剤を押し込む(通常のカラー剤はアルカリでキューティクルを膨潤させ染める)
- オイルで染める事により髪を傷つけないように染めれる事が出来る(ロレアルさん曰く日本初だそうです)
- オイルグロス発色により色の透明感やグロス感、奥深さが特徴
- 完全なるNO刺激臭。全然匂いが優しい
といった内容の効果です。このオイルを多く配合し髪に負担を掛けず染めれるよ!っていうのが新しい処方です。
その為カラーを繰り返しても髪へのダメージが少なくなるそうです。
そして2つ目に特徴がヘアカラーの色味の構成です。
オイルを多く使っているので、
- ヘアカラーの艶感が継続しやすく髪に艶を与えてくれる仕上がりに
- シャンプーを繰り返しても赤味や黄味を抑制してくれる
といった仕上がりになっています。抜けても色が綺麗で艶感があるよって事ですね。
そして3つ目がアンモニア無配合
という事です。一般の方にはアンモニア?と言った印象だと思いますが、
いわゆるカラー剤の刺激臭が無いって事です。これも嬉しいポイントですよね。
色のラインナップとしてはこんな感じです。数字表記になっていて30色の展開になっています。
特徴なのは明度が8LVまでの展開になっている事です。そもそもダメージレスをうたっているのでそこまで高明度は作られていないのと、
アルカリを最小限しか使用しないので展開されていないようです。無理に色作らずコンセプトに沿って色が展開されているのは好感持てます。
性能がとがっていても特徴あった方が使う側も分かりやすいですし。
そしてもう一つ重要なのが、
- 塗布の仕方が今までのカラー剤とは違い押し込むように塗布する
と言った部分です。そう塗り方違うんです。アルカリでキューティクルをそこまで膨潤させず、
- オイルを浸透させて染料を入れる為実際に押し込むように塗布していく
といった塗布の仕方になっています。その部分も新しい所ですね。
実際にINOAを使って染めてみる。毛束編
では実際に毛束を染めてみましょう。毎回ブログに書いていますが使ってみない分からない!!
というのが僕の考えです。
今回は1度ブリーチした髪にサンプルで頂いた5色を染めていきます。
染める色のラインナップとしては、
- アッシュの6LVと8LV
- ブラウンの5LV
- コントロールカラーのブルー
- ヴァイオレットの8LV
となっています。
まだ発売前でサンプルも少ない中貴重な5色を頂きました。オキシはこんなデザイン。
今回はオキシ6%の放置時間30分で染めていきます。
そして染まり上がりはこんな感じに。感想としてはシンプルな色味の構成と艶感ですね。
大人な上品な色味の構成な印象と質感のツヤは確かにグロスっぽく綺麗ですね。
コントロールカラーは色味しっかりと表現されています。色味は今までのカラー剤とは全然違うとかはなく使いやすそう。
実際にINOAを染めてみる お客様編
今度は実際にお客様で染めたINOAを紹介します。
ではお客様のビフォーの状態です。
ここから今回は8,11のアッシュを使い実際に染めていきます。
では染まり上がりを見ていきましょう。
染めてみて感じた感想は、
- 本当にグロス感のある艶感が綺麗
- 塗布の仕方は意外に簡単、粘性が固いのは少し慣れが必要
- 手触りもつるっとた感じで髪の手触りが良い
- 根元も難なくリフトしてくれてる。高明度でなければ問題なさそう
と言った感想です。色も勿論きれいなんですが、それよりも艶感がホント綺麗だなぁって思いました。
大人の世代の方のエイジング毛にも髪が若返るようなヘアカラーが出来そうです。このエイジング毛に対して有効にアプローチできるのは今後重要になるでしょう。
プロの美容師目線からINOAを使ってみた感想
この様に色々と説明してきましたがポイントをまとめますと、
- 全色まだ使っていないので何とも言えないけど、色味の構成は今っぽい色味で基本色がそろって使いやすそう
- ただ明度はそこまで明るくするヘアカラーには向かない。そもそも高明度がないのでブリーチやハイライトが必要。ライトナーはある
- 攻めた色味が若い世代には今トレンドで多いので、その色味も表現できると幅広い年代に使われそう
- 大人の女性にはとても使いやすい色味のラインナップで、質感もエイジング毛に対してとても有効的な艶感。大人世代向けがメインで使われそう
- この商材自体が価格と共に通常のカラー剤よりも違う展開がおススメ。トリートメンカラーのようなイメージ
- ブラウンラインは白髪染めに使用できるそう
- 何より粘性が固いというのが印象的。塗布の仕方など最初は慣れが必要だけど使っていくと違和感感じない
こんな感じです。使用すると分かるのですが粘性はかなり特徴的。押し込むような塗布と放置時間が少し長いのは最初慣れが必要でしょう。
ただ質感が本当に綺麗。グロスぽい艶感というのが分かりやすい表現ですが、
これにプレックス系の処理剤使用したらこの先カラー剤ってどこまで髪の質感をできるんだろう?て位変わりそうです。
去年もプレックス系のおかげで髪の質感ってホント良くなったよね!て感じていたのですが、
更にクオリティは上がっていくんでしょうね。
全国販売は3月13日よりこのINOAは展開されます。
引き続き講習や商品開発などのご依頼お待ちしております。気軽にご相談下さい。
INOAも良かったら参考にしてみて下さいね。