暗い白髪染めや香草カラーから綺麗に明るい白髪を活かしたヘアカラーにする方法

いきなりですが、

白髪染めから白髪を活かしたヘアカラーにするタイミングって難しいですよね。

THEORDERはヘアカラーを得意としていますので、

難しいヘアカラーや他のヘアサロンで断られた色など、

そういったヘアカラーができるヘアサロン名古屋で探されてご来店される方も多いです。

そんな中で、

THEORDERでは白髪を活かしたヘアカラー明るい白髪染めなどのお客様も多いのです。

美容師さんでも白髪染明るく染めたり白髪染をとるヘアカラーは難しいと言う方も多いかなと思います。

今回は香草カラーを使った暗めの赤味がある白髪染の髪の状態から、
実際に明るくしていく工程を説明していきたいと思います。

美容師の方も自分ならとうカラーするか考えながら読むと勉強になって良いと思います。

白髪染が残ったお客様のビフォーの状態


まずはお客様のビフォーの状態を見ていきます。

白髪率は80%〜90%の状態です。

白髪染め 明るい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毛先はかなり赤味があり、根元はホームカラーにて暗くなっています。

今回のご要望は、

  • なるべくヘアカラーを明るくしたい

  • 白髪を活かしたヘアカラーにしたい。

こちらの2点です。

中々明るいカラーにできないと言われ、

THEORDERを見つけて来て下さいました。

前のサロンで白髪染の香草カラーをされていている状態、
毛先にはデジパーが残っています。

と言うことでどれ位明るくなるか前の美容師さんがどんな香草カラーを使っていたか履歴からは読めないので、

一度ストランドテストをして色の残り具合を見ていきます。

ストランドテストとは内側の髪の毛でどんな薬が使われているかカラーする前にチェックする事です。

(髪の状態を見極める触診、視診、問診はとても大事です。)

今回は仕上がりがなるべく明るくなる方が良いので、

脱染剤ブリーチでのお薬でテストしていきます。

顔周りと後ろで色の濃さや明るさが違ったので前後二箇所でテストしていきます。

そして時間を置く事12分、

アルミホイルをあけと見ると、

白髪染め 活かしたヘアカラー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右の脱染剤 の方は全く明るくなりませんでした。

(この時点で染料がカラー剤ではないのが分かります。)

左のブリーチはある程度明るくなってくれました。

しかし毛先は赤く根元が明るくなりにくい所があります。

これは何サロンかで様々な香草カラーをされていた為です。)

さあ美容師の皆さんならどうしますか?

色々な選択肢があると思いますが、

  • ブリーチを塗り分けながら明るくする

  • ハイライトなどを使い明るくする

  • ダメージを考え無理に明るくせずリタッチのみ

など色々な選択肢があると思います。

この見極めがちゃんとできるかどうかがヘアカラーが上手くなるかどうかのポイントです。

実際にブリーチして全体を明るくしていく


僕の選択肢はブリーチ単品です。

全体を一気に明るくしていきます。

なぜこういった選択肢にしたかというと、

  • 髪のダメージがブリーチに耐えられると見たから

  • カットをある零度お任せでカットで毛先の赤い所を切ることが出来るから

  • 全体的にムラがある為塗り分けがほぼ不可能だったから

などが理由です。

なのでブリーチムラ修正せずオンカラーで修正する事にしました。

ここで実際にブリーチする時のポイントです。

  • 髪の状態が繊細なので塗りながら塗布や揉み込みなどで見ながら明るくしていく

  • 顔周りなどエイジングなどの場所は他と明度が変わりやすい為塗りながら判断

など薬を塗布してから神経を集中して白髪染めを取っていきます。

ケースバイケースで予定通りいく事はないので、

その度軌道修正も考えながらヘアカラーしていくんですね。

ブリーチをして明るくなった状態


 

ではブリーチした後のアフターを見ていきましょう。

白髪染め取り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストランドテスト時の予想通りに抜けてくれました。

根元の境目はかなり濃い香草カラーで染められていて7~8LV程です。

img_6683.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中間は黄色く綺麗に明るくなりました。

img_6684.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(どれだけ根元付近濃いカラー剤で塗布したんだろうと若干ビックリ。)

毛先はかなり赤味が残っていて少し暗い状態です。

ここから綺麗な一色にしていきます。

今回は毛先の赤い所と根元の暗い所に合わせ、

なるべく赤味を抑えながら明るく仕上げます。

3種類の薬を塗り分けて塗布していきます。

どんな薬を使ったかは内緒ですw

気に美容師さんの方は気軽に質問してください。

ヘアカラー仕上がりのアフター


ではヘアカラーの染まり上がりを見ていきましょう。

明るい白髪染め 名古屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういった感じに綺麗な1ッ色の明るいレッドブラウンになりました。

根元の境目もこんな感じです。

大人 ヘアカラー 名古屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綺麗に塗り分けながら髪の状態を見極めれば、

何回かに分けたり髪のダメージと相談してあげれば明るく出来ます。

今後数回に分けて半年ほどあれば明るい白髪を活かしたヘアカラーのなると思います。

今後どうやってさらに明るくしていくか?


 

今回は1ッ回のブリーチでなるべく明るいヘアカラーにして行きました。

1ッ回で無理にもっていかず数回で明るく白髪を活かしたヘアカラーにすることがほとんどです。

理由としては、

  • 髪の素材を大切にしながらダメージを抑えながらヘアカラーする為

の理由に限ると思います。

様々なサロンでカラーされてきたお客様が新規でご来店されることが多いので、

難しい状態のお客様も多いです。

なので数回に分けたり何か月かかけて綺麗に明るくしていきます。

次回提案としては、

  • 根元が早く気になったらリタッチなど毛先を染めずにカラーを間にはさむ

  • カットなどで赤い毛先を少しづつなくしていく

  • 取れ具合を見ながら様々な提案をしていく

等があげられます。

ちゃんとした技術力や髪の素材の見極め、次回提案などがあれば明るい白髪染めに綺麗にシフトしていけます。

良かったら参考にしてみて下さいね。