それはさて置き、
今回はメーカーさんから頂いた、
マイナスイオンアルカリ還元水でヘアカラーの染まりが変わるか実験したブログです。
メーカーさんからサンプルを頂いたのでテストしていきたいと思います。
今回実験で検証するのは、
ALPSionと言うメーカーのベースウォーターです。
こちらのヘアカラーを塗布する前に付ける新しい前処理のトリートメントなんですが、
内容成分としては、
内容は日本アルプス地下深層アルカリ還元水。
といったちょっと名前が難しいですw
簡単に言うとアルカリのマイナスイオン水なんですが、
新しい物はしっかりと実験や検証を重ねて見ないと分からないので、
今回はこちらを検証してヘアカラーの前処理でどれくらいヘアカラーに変化が出るか実験したいと思います。
アルカリイオン水を付けるとどう変わるの?
本来はパーマやヘッドスパや化粧品など幅広い用途に使われています。
今回カラー剤の前に付ける前処理という視点での検証なんですが、
どういった効果をうたっているかと言うと、
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カラー剤の色持ちを良くする
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発色をを促進する
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ツヤを出し保湿や保水効果がある
などの効果があるそうです。
他にも用途によっては色々な効果があり、
様々な使い方ができます。
アルカリイオン水と言っても皮膚や髪に塗布する前は、PH12.0です。
肌や髪に塗布すると肌の弱酸性と中和されPH7.0まで下がります。
今回実験前から予想されるのは、
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アルカリに少し寄った髪がカラー剤にどのような影響を及ぼすのか。
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カラー剤の浸透が深く早くなることのメリット
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カラー剤の酸化重合への影響
などがあげられます。
あまり髪がアルカリの状態に傾いた状態での施術はあまりないので、
その部分もみていきたいと思います。
(前にカラー後にするカラーのアルカリを使ったパーマ剤などはありましたよね。)
暖色系と寒色系での毛束での検証。
今回は毛束を使い実際に変化がどのように起きるか検証していきます。
色によっての変化があるかを検証するため、
暖色と寒色の二種類をベースウォーターをつけた物と普通の水のものとで比較していきます。
放置時間は30分です。
染まり途中で感じたのは発色が早くなっている事です。
特に暖色の毛束は見た目で分かる位色の発色が早くなっていました。
寒色も気持ち早くなっているかなと言った感じです。
なので憶測の粋ですが、
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浸透が早くなったことでトナーなどの施術に使えるのでは?
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ウェット塗布での効率化
なども考えられます。
酸化重合を早くするわけではないと思うので、
しっかりと放置することは必要だと思うのですが、
この発色が早く深くなる事はツヤや手触りが早くなること以外にも使えそうです。
どちらかと言うとパーマの浸透の良さを早くするのは、
かかりにくい髪質の方や薬剤が浸透しにくい人の前処理には使えそうな気がします。
パーマですとPH7のアルカリがどのように変化するかも気になります。
毛束の染まり上がり
ではアフターを見ていきましょう。
まずはウェットの状態を比較していきます。
若干ウェットでは暖色は左のベースウォーターの方が濃い感じがします。
そしてドライした状態です。
色味の濃さなどにはそこまで変化はないようです。
左が普通のウェット状態、右がベースウォーターを付けた状態のものです。
最終的な染まり上がりには変化がない結果に終わりました。
毛束はそこまで髪質のの違いがないので、
次回はトーンアップやなどアルカリが多く関係する薬剤や、
硬毛など浸透を必要とする髪質での検証などもしていきたいと思います。
後はシャンプーでの退色などテストしてみないと分からない事など、
まだまだ毛束での検証ですので、
モデルでの検証もしてテストしていきたいと思います。
新しい物をしっかりとテストして有効な使い方やメリットなど、
しっかりと検証していきたいと思います。