ampは毎日朝練からスタートします。
朝に練習するのは規則正しい生活をし、一般の方と同じ時間の流れを心がける。
美容師ですから時代に合わせた技術から、基礎練習まで様々な練習をしています。
今回はそんな美容師の裏側のお話です。
いつもは変顔ばかりしているミナミも、
朝練の時は集中して技術を学んでいます。
ミナミが今練習しているのは、
美容師では皆さんご存知のウィービングです。
一般の方にはハイライトやローライト入れる時に使っているアルミで包むあれです。
3ミリのチップのスジを7ミリ感覚の間をあけ、3ミリの深さでとる。
その細かい技術を正確にかつスピードを保ちながら入れていきます。
こんな感じにスタイリストになる迄に様々な基礎を学びます。
しかもそれが習得できてから本当の美容師としてのスタートです。
美容師の裏側や技術はとても地味です。
基礎は反復練習の繰り返しですから、個人差はあれど簡単には身につきません。
帰りの電車でも練習できるよう、携帯の裏に点を書きひたすら叩き続けます。
美容師さんが読んでいたら当たり前な事なのですが、
一般の方は以外に夜遅くまで何してるんだろう?と思われる方も多いと思います。
接客業の前に技術者ですから。
技術を伝える立場としても色々と気をつけています。
僕ができる事はまずは、
自分の技術を高めより細かく正確にその子に合わせた伝え方をし習得までの期間を短くクオリティをあげる事。
技術を伝えているのではなく、
伝えさせて頂いている。
お互いを尊敬して敬ってこそ技術は伝わる。
厳しい事も言うし、任せてみたりもする。
伝える以上の技術を身に付けるのは大変ですから、
自分も努力し続けなければ意味がありません。
美容の技術は時代と共に進化するし、
技術を活かすのはセンスです。
勉強するのは技術だけでは全然足りないのです。
それだけでは美容師は成り立ちません。
技術が努力の量と比例せず、苦手で中々身につかない技術もあります。
そんな時は励まし、自分もどうやったら上手く伝えれるか技術と共に勉強しお互いに高めあいながら美容師として磨いていく。
技術者は伝える方が成長です。
成長した後輩が美容師としてお客様を綺麗にする。
それは美容師として技術者としての醍醐味だと僕は思ってます。
人を綺麗にする形は色々あると。
と真面目な話をしましたが、
技術の内容が優秀だけでなく、
信頼ある関係をアシスタントと作り、その中で姿勢や価値観や誇りなどと共に技術を伝えていきたいですね。