こんにちはTHEORDERの四宮です。
年末の集合写真が良くみると藤木がえらい顔で映っていました・・・
集合写真って中々人数増えると誰かしら変な顔になって収集付かなくなりますよね・・・
それはさて置きまして、
久々にヘアカラーQ&Aのコーナーです。SNSで日頃寄せられるヘアカラーの様々な疑問や問い合わせに答えるブログです。
ホワイトブリーチのリタッチを綺麗に染める方法
問い合わせで多いのがブリーチを使ったヘアカラーの問い合わせです。
特にホワイトブリーチなどのブリーチを繰り返したヘアカラーは問い合わせの多い内容です。
今回はその中でもホワイトブリーチのリタッチを綺麗に染める方法を書いていきます。
ヘアカラーの技術でも特に難しいと言われるホワイトブリーチのリタッチ
自分がサロンワークをしていても難しいと感じるのがホワイトブリーチのリタッチです。
リタッチのブリーチがはみ出てしまう事でホワイトブリーチの部分についてしまうと境目が出来てしまう事が難しい要因です。
毛先がまだブリーチできる状態でしたら更に根元と共に毛先もブリーチできるので難易度は高くないですが、
根元の黒い所だけを染めようと思うと時間と技術力が要求されます。
ポイントとしましては、
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ホワイトブリーチなので何回もリタッチを塗らないといけない
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リタッチのブリーチがあまりはみ出すぎてしまうと境目が傷んでしまう
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根元が伸びれば伸びるほど難易度が難しくなり綺麗に境目をぼかす事が困難になる
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どうしても日本のブリーチでは2~3回はブリーチしないとホワイトブリーチできない為難易度が上がる
等があげられます。
僕自身あまり根元からホワイトを毎回提案していません。理由としては、
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毎回3時間以上時間がかかると維持するのが大変になる
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どうしてもダメージとの戦いになるのでヘアケアをしないと維持ができない
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根元から明るいヘアカラーが似合う人が少ない
等があげられます。なので無理に根元を毎回ブリーチしないグラデーションカラーの提案もしています。
ですが根元からホワイトブリーチをされたいお客様にはホワイトブリーチのリタッチも勿論しています。
しかし普通に塗るだけだと難しいケースは様々な技術の工夫もしています。
ペーパーを使い根元の薬が他につかないように塗る方法
ホワイトブリーチでも難しいケースは根元が2cm以上伸びているブリーチのリタッチです。
(これは根元の体温の関係でどうしても地肌付近の方が明るく染まりやすくなる為。)
しかも根元の薬がブリーチしている部分につきやすくつきやすくムラになりやすくなってしまいます。
ですのでそんな時に使用するのが、
こちらペーパーになります。
これはミルボンのホイルシートの間に挟まれているペーパーになります。
これを使って写真の様に根元のブリーチが他の部分につかない様にするのです。
以前はアルミやコットンなどを利用していましたが、この方法は大量にアルミを使うのでコスト的な部分がネックでしたが、
このペーパーでしたらサイズも丁度良くその心配もないですし、2重にしたりと硬さを調整する事も出来ます。
(薬剤のブリーチの粘性が柔らかい場合は二重折りの使い方をお勧めします。)
海外では他にもコットンなどを使うケースもあり、薬剤が強い関係で根元の薬をつかないこの様な塗布が多いです。
(海外はブリーチが強いので地肌に付けると危険な場合もある為。)
使い方は簡単で根元のブリーチを塗るパネルごとにこのペーパーを重ねて次のパネルを塗るだけです。
ぺーパーをを塗った状態は写真の様になります。
このケースは毛先までホワイトブリーチをし伸びてきた根本はブリーチをあえて塗らない方法を取っています。
普通に塗ってしまうと毛先の薬が根元についてしまいムラになってしまいます
縦にしたり横にしたりで様々な使い方ができますし、そんなに時間もかからず
根元をわざと黒い部分を残すブリーチのリタッチのケースなどの様々なケースで使用できます。
アルミを使うケースはアルミを敷きながらリタッチを塗りたい時です。
その場合はスライスを薄くしてコーミングしなくても塗れるようなパネルで塗っていきます。
やはり時間がかかってしまうのはネックですが、2人で塗布などで工夫する事も出来ますので、
どこまで時間をかけるかになると思います。
ブリーチのリタッチだけでもオラプレックスを使って境目のダメージをケアしながらブリーチするのも有効です。
今回のホワイトブリーチのリタッチのまとめ
いかがでしたでしょうか。
ちなみにこのペーパーを使ってヘアカラーしたお客様はこちらになります。
先日のホワイトピンクグレージュで紹介したお客様のヘアカラーなんですね。
根元を自然に黒い部分を残し、境目はできるだけブリーチして明るくする。
他にもバレイアージュとこのペーパーを併用したりと技術の幅も様々です。
良かったら参考にしてみて下さい。