こんにちはTHEORDERの四宮です。
今回は引き続きホワイトブリーチのヘアカラーの紹介ですが、
新色のカラー剤アプリエを使ったホワイトピンクヴァイオレットの作り方!!
を紹介していきたいと思います。
アプリエも発売してから1か月程経ちましたが皆さんどうですか?
結構使い方が分からなかったり暗くなってしまったりと、
勝手が違うから難しいって意見も聞きますが。
前に書いたブログにて使い方や色の特徴をまとめてありますので、
良かったら参考にしてみて下さい。
それはさて置きまして、
アプリエってどちらかというとハイ透明感のブリーチしていない髪を明るくするカラー剤のイメージがありますが、
実は使って研究していくと様々なシチュエーションで使うことができるカラー剤なのです。
勿論ブリーチオンカラーやトーンダウンにも幅広く使っても綺麗なヘアカラーなんです。
(むしろハイ透明感の売り方だけでは勿体ないと思うのは僕だけでしょうか?)
これだけ優秀なカラー剤なので使い方さえ覚えればとても便利なカラー剤です。
今回はそんなアプリエを使ったホワイトブリーチのヘアカラーを紹介していきます。
①まずはお客様のビフォーの状態
ではビフォーの状態を見ていきましょう。
今回は表面にハイライトを入れ終わった状態です。
毛先は3回ほどのブリーチがしてあり根元から中間はブリーチしていません。
僕のデザインではホワイトブリーチ後に根元を残してからする事も多いです。
(あえて根元を残して作るグラデーションが最近カッコいいかなと。)
この根元をわざと活かしたデザインって僕の特徴的なデザインですね。
今回はハイライトで伸びてきた根元をぼかしながら、
暗く残っている所を活かしていきたいと思います。
ハイライトでぼかす以外にも根元を直す場合もありますし、
ハイライトだけでなくバリアージュなど様々なデザインで作ることもあります。
ここから今回はアプリエのベリーピンクを使ってグラデーションカラーを作っていきたい思います。
②仕上がりのアフター
では仕上がりを見ていきましょう。
こういった感じに染まりました。意外にヴァイオレット寄りに仕上がります。
(チャートではなく毛束を染めるのはこの為です。言ってしまうとチャートは正直当てにならないw)
怒られるかもしれませんがチャートに頼らずちゃんと染めて色を見るのは重要です。
話は戻りまして仕上がりの説明をしていきましょう。
アプリエだけでも綺麗なグラデーションカラーで根元とブリーチした部分が馴染みました。
この透明感とツヤ感がアプリエの良さだし質感も触るとツルツルして綺麗です。
前に書いたようにPCパウダーはミックスしてトーンダウンします。
そのポイントも前にまとめてあるので良かったら。
アプリエの特徴ですが色に品があり良い意味で攻めすぎていないヘアカラー仕上がります。
なのでハイトーンにも綺麗に染めるし、
グレイカラーにも明るめなら使いやすいと思います。元々プロマスターで白髪染めしていましたし。
アプリエでホワイトブリーチはまだまだ研究してどんな色が綺麗かテストしています。
今まで出せなかった色が表現できそうで楽しみですね。
③アプリエでトーンダウンする時のポイントまとめ
ここでアプリエの使い方でポイントを。
今回のようにアプリエでトーンダウンする時に、
(アプリエって11LVまでしかないからトーンダウンの時はどうするの?)
てなりますよね。
メーカーさんも最初はハイ透明感をうたっていたのでトーンダウンどうするのって方多いかと思います。
丁度アプリエで染めたお客様が帰ってくる時期なので困る方がちらほら出てくるかなと。
ここでアプリエのトーンダウンのまとめです
- 11lVでオキシを下げると染料が濃いのでトーンダウンする。
- オキシの2倍を1倍にしても染料が濃くなり更にトーンダウンする
- オキシ2倍でも5~6LVトーンダウンするので13LVの髪が7~8LVになる
- それでも足りない場合はコントロールカラーをミックスする
- ACケアージューはミックスしてもトーンダウンの幅は変わらない
- それでも足りない場合はPCパウダーを抜く、でも最終手段
といったポイントがあります。
ここが既存のカラー剤と違う所なので難しいと思う方も多いかなと。
でも使い方が分かればトーンダウンも簡単なんですね。
まだ注意するポイントはあるのですがここで出し惜しみしますw
アプリエは使いこなすポイントは沢山あるので気になる方は気軽にコメントして下さい。
今回のヘアカラーまとめ
いかがでしたでしょうか。
アプリエがブリーチカラーでも綺麗に染まるのが伝わったでしょうか。
アプリエのトーンダウンは普通のカラー剤と少し勝手が違いますが、
薬剤の表記のLVで判断せず染料の濃さを理解すれば意外に簡単です。
アプリエで退色したお客様を紗羅にアプリエで染めるとかなり綺麗ですので、
良かったら参考にしてみて下さいね。