ハイ透明感カラーアプリエを完璧に使いこなそう!明るい場合の薬剤選定のポイント

こんにちはTHEORDERの四宮です。

img_8242-1.jpgいきなりですがお知らせですね。

今年はヘアカラーの講習関係のお仕事も色々としていきます。

メーカーさん主催やディーラーさん主催の物など様々な形で講習する予定です。

講習につきましてはまたブログにて告知していきたいと思います。

講習何でもやりますのでメーカーさんディーラーさんお仕事お待ちしております!!!

それはさて置きまして今回は美容師さん向けの、

アプリエの薬剤の使って薄くならない明るいハイトーンを綺麗に染めるポイント。

を紹介していきたいと思います。

アプリエって明るくハイ透明感のあるヘアカラーが売りなのですが、

意外に15LVのハイトーンの薬剤の色味が薄くなってしまう場合が多いです。

この相談って本当によく聞くんですね。なのでせっかくなのでブログにしてみようかなと。

問題なく選定で調整できるのですが、少し慣れていないと難しい所もあります。

そんなポイントを毛束を染めながら説明していきたいと思います。

動画でも撮影して説明した物を後日youtubeにてアップしますのでそちらも良かったらご覧下さい。

実際に毛束でカラー剤の濃さの変化を検証してみる


 

では実際に毛束を染めていきたいと思います。

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今回検証していくのが、

  1. 15LVのみのカラー剤の色の毛束

  2. 15LVに3:1で11LVを混ぜた物

  3. 15LVに11LVを1:1で混ぜた物

  4. それぞれオキシを今回は6%と3%で検証

したものを比較していきます。

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毛束は13LVの明るさの毛束を検証で見ていきます。

現場で多い明度の明るさですね。アプリエで染められたお客様で退色されて方は綺麗に明るくなる方が多いので。

オキシは3%の物で彩度を重視しながら検証していますが2%でも少し深くなるくらいの結果の違いですので、

あえて今回は3%でやっていきます。

アプリエ チャート

色味はNのみの1色でそれぞれ色の違いを毛束で染めてみていきます。

アプリエで注意しないといけないポイント


 

ここで毛束の染まり上がりを見る前にアプリエのポイントを書いていきたいと思います。

  • 元々色味が濃すぎない品のある柔らかい色味で構成されている

  • コントロールカラーや低明度を調整して色味を濃くするタイプのカラー剤

  • 最近のカラー剤はコントロールカラーをあまり必要としない濃い物が多いので分けて考える

などがあげられます。

アプリエの特徴をしっかりと踏まえ選定し、

他のメーカーと使い分ける事がポイントになります。最近のカラー剤は特に個性的な物が多いですから。

意外に多い質問や問い合わせなのが、

15LVを使ったら意外に色味が薄く黄色っぽくなったと言う意見です。

これは僕がアプリエを使っていても感じるのですが、

最近の濃い色のカラー剤になれているとどうしてもナチュラルな印象に作られているから薄く感じてしまいます。

でもこの淡い透明感がアプリエの良い所なのでこの薬剤の淡さが売りだと思います。

ですので薄いと感じる場合はコントロールカラーや低明度をミックスする事で調整する事をお勧めします。

染まり上がりの毛束検証


 

では染まり上がりを見ていきましょう。

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こういった感じにミックスしてあげる事で明るめから濃いめまでしっかりと同じ色味で表現できます。

まずは15LVの毛束です

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次に11Lvを3:1でミックスしたものです。

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次に1:1でミックスしたものです。

IMG_8628光の加減で少しわかりにくいですが濃くなっているのが分かるかなと思います。

拡大して少し明るい物は、

アプリエ 配合

意外に想像した色の出方と明度の変化はどうですか?

少し混ぜるだけで全然変わってくるんですね。

僕のオススメは少し11LVをミックスする選定をお勧めしています。

来店サイクルや髪質にもよりますが薄すぎるのも色持ちが悪いケースもありますし、

お客様のヘアケアの度合いやダメージによって調整を提案しています。

やはり低明度をミックスすればする程に明度は下がっていきますから、

どれくらいの色味を出すか明度を調整するかがポイントです。

彩度を出したい場合はコントロールカラーをミックスしてあげれば明度をそこまで落とさなくても彩度が出ます。

しかし彩度ではなく明度を下げる為にあまりコントロールカラーを入れすぎると色味が変わってきてしまうので、

しっかりと低明度とコントロールカラーをミックスして薬剤調整する事をお勧めします。

今回のアプリエハイトーンのヘアカラーまとめ


 

いかがでしたでしょうか。

今年は新発売のカラーが多く新しいカラー剤の使いこなしに戸惑っている方も多いかなと思います。

お客様のオーダーもそういった薬剤を使った新しいヘアカラーにされたい方も多いので、

サロンでのカラー技術の対応が求められます。

今年は実際に講習にてブログでは伝えきれない細かい所をお伝えしたり、

新しいカラー剤を使ったデザインカラーやブリーチカラーなどをお見せできるかなと思います。

やはり最終的には臨機応変に髪質やに合わせなどをしながら実践では細かい微調整をしているので、

そういった所をお伝えできたら菜と思います。

引き続きyoutubeのライブにてヘアカラーやカットなども配信していきますので、

良かったら見て下さいね。