SHISEIDOのトリートメントカラー、カラーミューズの色が鮮やかで優秀過ぎる件。ヘアカラー編

こんにちはTHEORDERの四宮です。


 

SHISEIDOのトリートメントカラー、カラーミューズの色が鮮やかで優秀過ぎる件。ヘアカラー編


今回は前回に引き続きSHSISEIDOさんのカラーミューズを使ったヘアカラーの紹介です。

カラーミューズ ヘアカラー

最近このカラーミューズを使って鮮やかなヘアカラーをデザインする事が増えてきて、

今までSHISEIDOさんのヘアカラーってあまり使った事なかったのですが、今までに出せない鮮やかさとクリアな色味にハマっていて、

そんなここまでクリアなのって発色の良さを紹介していきます。

(僕の中でまたヘアカラーの表現の幅を増やしたって感じてます。ほんとクリアな色味なんです。)


 

まずはブリーチをした毛束で色の見本を作ってみた


 

まずはこのカラー剤を使う前にどんな色味なのかを実験しました。

(やはりいきなり人の髪に使うのは怖いですから。)

一度ブリーチした髪に今回はサロンワークでも良く使いそうな5色を染めてみました。

  • ピンク

  • ヴァイオレット

  • ブルー

  • イエロー

  • グリーン

この5色になります。ラインナップとしてはほぼ全色ありますがこの色味がサロンワークでは多いですかね。

カラーミューズ SHISEIDO

そこからさらに半分をカラーリムーバーで染めたてでどれ位取れるかも検証していきました。

そして出来上がった毛束がこちらです。

img_2370.jpg下半分はカラーリムーバーで色を実際取った部分です。

放置時間はそれぞれ30分放置でしっかり置きました。

前回紹介したカラーリムーバーでは染めたてでもこんな感じに色が取れました。

染めたてで色が濃くてもある程度とれるのは結構びっくりです。さすがに染めたてで濃いめだと完全に取れるまではいかなそうですね。

少し時間が経って自然退色だとほぼ問題なく取れる感じです。(赤系だけはさすがに少し残るそうです。)

この次回のヘアカラーの時に取るという選択肢が楽になるのは結構大きいかなと。

(今までもアルカリカラーなどでとる方法もありますがやはり残留と取れ具合などかなり経験は必要ですから。)

簡単になる事は悪い事ではないですし成功率は高い方が良いですから。(ただ施術時間とのバランスなども重要です。)

では今度は実際にこのトリートメントカラーを使用したヘアカラーを紹介します。


 

実際にカラーミューズを使って染めたお客様のヘアカラー


 

では今度は実際にこのカラーミューズを使用したヘアカラーを紹介していきます。

実際にはインナーカラーでのデザインや毛先の裾カラーに使用しています。

img_2357.jpg

こちらのお客様は一度ブリーチした髪にカラーミューズのグリーンをオンカラーしました。

この耳下の部分にカラーミューズのグリーンをオンカラーしていきます。

img_2360.jpg

結構クリアな色味で一度のブリーチでも・・・

img_2372.jpg

こんな鮮やかな濁りのない発色をしてくれます。写真での修正は無くてもこんな感じです。

(単純に思ったのがこのクリア感。ここまで発色が良いのは新しいと感じました。逆にサロンワークではクリア剤などで抑える使い方の方が多いかも。)

他にもブルーを使ったヘアカラーはこんな感じにかなり鮮やかなブルーを表現してくれます。

 

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  スタッフのインナーカラーでもこのヘアカラーではイエローを使いました。  

四宮 桂佑さん(@keisuke_shinomiya)がシェアした投稿

 

(イエローグリーンの部分はマニックパニックなのですがその発色の良さは引けを取らない感じ。)

このクリア感は今までの塩基性でも濁り泣く子の発色が簡単に出せるのはかなり優秀かなと。

やはりマニックパニックに頼る所が多かったですが、コスト的にもカラーミューズはそのハードルを下げてくれそうです。

(日本のメーカーの塩基性もついにここまで来たか・・・と言った感想です。)

ただ今後こう言ったヘアカラーでの課題も多くあります。


 

塩基性カラーを使う上で今後の課題


いやほんと便利なんですよ。今までSHISEIDOさんのカラー剤って使った事なかったんですがホント侮ってました。

でも便利な反面難しいなと感じる事も多々あります。

僕自身塩基性カラーを使い始めて色々な壁にぶつかりました。

  • 色によって濃さが違うので、クリアで薄める度合いも色によって変わる

  • クリア剤で薄めれる幅がカラー剤と比にならない。まだ実験中だけど100:1とかもありうる。

  • 色がクリアでデザインの幅が広い分色彩感覚や色のデザインの幅が広すぎる。新しい色のセンス必要。

  • それを綺麗に入れれるブリーチでのベースづくりが必要。ベースが整わない時のアルカリカラーでのベース作りも

と言った感じに課題が山済みなのであります。いや本当に難しいんです。でもそれが面白い!!

でも使いこなすのはまだまだ研究が必要なのと、濃い色なら薄めなくてもいいので楽なんですが。

時代的にもこういった塩基性のヘアカラーって一部の人のヘアカラーってだけではなくなってきてると感じてて、

サロンワークでも確実に増えてきてるんですよね。だからこそ特殊カラーはあまりやらないし・・・と言えなくなってきてて。

難しい・・・でも覚える事や新しい事ができると嬉しい!!みたいな感じです。


 

 今回のまとめ


いかがでしたでしょうか。

こんな感じにカラーミューズ面白いです。でも簡単でもあり使いこなそうと思ったら奥深いです。

一回人体で使って見て貰うとその発色の良さにビックリするかなと。

良かったら参考にしてみて下さいね。