最近撮影などの仕事にはやはりカメラはCANONかNIKONが使いやすいんだなって実感する毎日です。
色々とサポートされてて使いやすいんですよね。ペンタックス好きなんですけどね。
それはさて置きまして、
いよいよ9月8日にフォトレボリューション受賞結果が発表になりました。
今回はこのフォトコンに関してのコラム的なお話です。
最近講習の仕事の準備などで忙しく最初は結果をお知らせする位で書こうと思ったのですが、
まさかの展開になりまして色々と考えさせられることがあったので少ししっかり書こうかなと。
1年目でまだ入社6か月の咲ちゃんがいきなり初めてのフォトコンで入賞した
ちなみにこちらが咲ちゃんです。
そしてまだ20歳です。若すぎて加工してないのに肌ツルツルですよw
この年齢でフォトコンテスト受賞って結構凄い事なんですよね。
(本人は撮影した時も一生懸命やっていたし日頃も凄く仕事に対して頑張っているので。)
まだフォトコンに出すと決めたのが6月なので、
(キャリア的には2か月、シャンプーと一緒にドライヤーで乾かす事ができるようになった位。)
その歴で撮影して自分のカメラでレタッチもして入賞したんです。
しかも今夏受賞したのが、
ミルボンのフォトレボリューション2017と言う大きなコンテスト。
撮影してて可愛く取れてるなって思ったし、何より夢中で撮影しているその姿勢などが良かったと思えて、
単純に受賞した事が素直に嬉しいですね。
しかし正直この凄さ異常なんでよね・・・
何故かというとこの撮影をした時は6月のまだに入社二か月。
まだシャンプーが合格した位なので本人自身が自信がまだないので、
このフォトコンも一緒にやってみる?と言ったキッカケで撮影する事に。
色々と楽しみながら撮影に熱中していたし、元々写真が好きで取り組んでいたのもあり、
今回の結果に結びついたんだと思います。
(彼女を一言で言うと真面目。その一言って位毎日働いてくれています。)
そして何よりこの年齢とキャリアで受賞って、これ昔だったら考えられない事なんですよね。
(そもそも撮影なんてする機会なかったしカメラを買った頃は、正直アシスタントでカメラって・・・と変な目で見られるような時代だったので。)
そんな事を先輩から言われるようなこともありました。そんな暇あったら練習しろよ・・・とか。
お金もないのでローンとか組んで毎月の生活を切り詰めながらカメラ買ったりしてて、
若い世代から撮影するのって昔は機材もそろえるの大変だし撮影の本なども少なかったから大変だったのを覚えています。
そんな経験から撮影などに取り組みやすいように機材貸したり、サロンでも色々と揃えたりしています。
環境やお金でその子の才能が活かせないなんて勿体ないですから。
やりたいことを学びながら一人前になる環境にしてて、撮影がしたいならすぐやった方が良い
むしろ自分の時に20歳なんて年で撮影なんて夢のまた夢・・・一緒に撮影に同行して荷物持ちか見学くらいしかできなかったですね。
それでも楽しくて撮影に携われることが学びだったし、色々と質問したりとか憧れでしたね。
でも時代はもうそんなこと言ってたら遅い時代だと思うんですよ。
絶対に若い時から数をこなした方が撮影は上手くなるにきまってるし、感性も一緒に磨いた方が良い。
もうアシスタントの力量を経験や自分の判断で決めるなんて事せず、
実際にやらせてみてSNSなどで反応なんてすぐ分かるから、そうやって何でもアシスタントだから無理と決めつける働き方は逆に首を絞める事になるかなと。
今の時代若い世代を活躍する環境と教育ができるサロンが伸び始めているし、
業界としてもそうした方が働き甲斐も労働環境も整うと思うんですよね。
面接で撮影がしたいって動機ってホント多いんですよ。
自分が出来なかったからこうした方が良いと思う事をどんどんやっていきたいなと思ってます。
(でも同時にもう今の世代に聞いていかないと感覚がずれていく事にも気を付けないといけないんですけどね。)
咲ちゃんは学生時代から元々カメラを買って写真を撮っていた
咲ちゃんは元々写真が好きで自分用のミラーレスも持っていて全くの初心者ではなく、
学生時代から撮影に取り組んでいたって事です。
正直まだキャリア的に撮影の何を教えたという訳でなく彼女自身の才能と取り組みで受賞したと思ってます。
(まだ入社して間もないからほんと撮影で伝えたのは基礎的な事だけなんですよ。)
咲ちゃんの様に学生時代に何を取り組んでどう過ごすか・・・
美容学生の子達に向けブログを書くとしたらここを大切に2年間を過ごして欲しいです。
これって本当に重要な事で、学生時代にSNSで発信力を持ったり色々な勉強をする事は、
サロンにとっても面接での判断基準の一つになるだろうし、今の時代見れる所は学校の成績だけではないんですよね。
勉強しようと思えばもう動画やオンラインサロンでいくらでも質の高い勉強はできるので、
学生時代をどう過ごすかはこれからの時代もっと重要になってくると思うのと、
(国家試験を受かればいいなんて時代はとっくに終わっている状態で。)
現場としてもそういった技術やスキルは就職にも有利だと思うし現場としても発信力があるスタッフは魅力的だし、
やれる事って沢山あると思うんですよ。
そういう時代に合わせて学校での取り組みももしかしたらもっと現場と連動して変わってくる事もあるだろうし。
そういった学びが何年後の美容師の過ごし方が変わってくる。
これからの時代もっとアシスタントや若い世代がサロンで活躍するサロンが増えてくる
今年に入って美容室で変化してるなって感じる事で、
若い世代がリアルに売り上げを含めて活躍する事が目立ってきたって事です。
それって一部のサロンだけでしょ?って事で僕は終わらないと思うんですよね。
このことに関してはまたブログで書こうと思うのですが、
これには様々な要因が関係していると思うのですが、こういった流れは良い事ですし、
若い世代から活躍し売り上げを上げれる事は所得の底上げにもつながりますし仕事のやりがいや離職率の低下が考えられます。
あまり売り上げを含めたこういった例は今までの美容師では珍しく、
(勿論スパリストやアイラッシュなど技術習得までの期間がまだ短い所ではありましたが。)
アシスタントの若い世代がもっとチャンスを掴む美容師の働き方ができる様になり、
それと共にそのノウハウと環境が求められると思います。
その若い才能を生かすも殺すもサロンの環境次第で、今後サロンの教育を時代に合わせて見直す時期なのと、
アシスタントがこれからの時代サロンのカギになってくると思ってます。
元々アシスタントはサロンにとっても重要で大切な存在なんですが、
今回の咲ちゃんのフォトレボリューション受賞の様に、
若い才能を活かす事と、何でも歴や今までの価値観で可能性を狭めない事。
そして何より次の世代を時代に柔軟に対応ししっかりと育て美容師を次の世代に繋げていく事。
それが一番のサロンの発展になるんだなと改めて考えさせられます。
自分も努力し更に技術やデザインを磨いていくのは大前提ですが、
クロスロードのマックイーンの様にスタッフが活躍してくれる事の方がやはり何倍も嬉しいですね。