ヘアカラーで難しいヘアカラーといえばハイトーンのヘアカラーです。
日本人特有の黄色を抑えブリーチを使いダメージを抑えながらヘアカラーするこの技術、
美容師の中でも綺麗に均一に色を入れるのが難しいと言われています。
今回はイルミナカラーを使ったホワイトグレージュのヘアカラーの紹介です。
ブログを書いていると美容師さんから良く質問を頂く事が多いので、
そんな疑問もまとめて書いていきたいと思います。
①まずはお客様のビフォー
では今回ホワイトグレージュにするお客様のビフォーです。
今回は忙しく少し間が空いているのでブリーチのリタッチが難しい所です。
ここでブリーチを塗る時のポイントです。
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髪質に合わせブリーチの強さをライトナーで調整
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薬剤の硬さをオキシの量で調整しはみ出にくい固さに
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髪質に合わせウェットかドライの塗布を使い分ける
ハイトーンのブリーチで重要なのが綺麗にブリーチをするという事です。
ブリーチがはみ出したりしたらムラになってしまったり、
無駄なダメージに繋がってしまいます。
その為ブリーチの固さを調整し塗布しています。
スムーズに早く綺麗にブリーチを塗れるのが一番ムラになりますから、
ウェットにしてから薬を塗りやすくしたりもします。
②毛先の状態のビフォー
今回は間が空いている為毛先にあまり色が残らず綺麗な状態です。
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ダメージを考え最低限のブリーチしかしない
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どれ位の明るさでどれ位の色味まで表現できるかが重要
ブリーチすればする程ヘアカラーは鮮やかに染まってくれますが、
その分ダメージが進み色持ちも悪く髪が痛んで綺麗に見えなくなってしまいます。
その為必要最低限のブリーチしかしない見極めも重要です。
③ブリーチをした後の髪の状態
ブリーチが終わりましたら今度は色入れです。
次のヘアカラーもグラデーションに薬を調整し根元の黄色の濃さに合わせていきます。
ここでのポイントは、
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髪の状態に合わせ根元の明るさを同じにするかグラデーションにするか
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黄色の濃さに合わせてその黄色を抑える薬剤を調整する
皆さんここが難しいと言われます。
無理に根元のブリーチを同じ様にしようとすると境目が明るくなってしまったり、
根元に色が入りにくくなったり鮮やかになりすぎる事もあります。
ですので根元も必要最低限のブリーチしかしない技術を提案しています。
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単純にこういったヘアカラーを続けやすくする為
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無駄なダメージを避ける
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根元まできっちり繋げるよりも根元がグラデーションの方が似合わせの幅が広い
などの理由です。
④薬剤の調整はどうするの?
この質問が正直一番多いのですが、
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髪質やその状況で調整しながら塗布する
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入りを見て重ねたりトナーで微調整
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シャンプーの洗い度合いで濃さの微調整
などこの選定が鉄板とは簡単に言えません。
そんなに簡単な物でなく、
揉み込みで調整したりハケの圧など調整したり、
正直体験したりモデルや講習などで伝えないと細かい所は伝えきれないのと、
髪の状態によって無理に一回でやらなかったりお断りしたり他の提案をする事もある。
本当に難しい繊細な技術なんです。
どこかのディーラーさんや講習組んだら来てくれますかねw
トリプルとかだからかなり長い講習になりそうですがw
ハケの種類からこだわってますし、
シャンプーの仕方や乳化など、
ドライヤーの乾かした方など細かいのです。
⑤仕上がりのアフター
ではお客様の仕上がりです。
今回はいつもよりも濃い目に色味を入れて、
根元をしっかりとグラデーションに馴染ませました。
今回はホワイトグレージュのポイントを説明しながらブログを書いていきました。
ブリーチのヘアカラー大得意ですのでw
オーダーさえあれば何でも頑張りますw
名古屋でハイトーンのブリーチカラーをされたい方は気軽にご相談下さい。