スタッフも増えオープンして少しサロンが落ち着いてきたので、
開業準備で出来なかった撮影を空いている時間を使って再開しました。
久々に撮影するとカンを取り戻すのに少し時間がかかりますが、
やはり撮影をすると楽しいということを実感します。
今回は撮影を入社してくれたアシスタントの文朱ちゃんと取り組んでいる話です。
色々なサロンがあり色々な教育がありますが、
僕がまず初めにしたことがどういったスタイリストになりどういった教育をうけたいかです。
1人1人描くスタイリスト像は違いますから、
どういったカリキュラムをしていけば押し付けではなく理想のスタイリストになれるか、
そう考えどういう練習をしていきたいかと聞いた時に、
取り組みたいと言った物が撮影でした。
①撮影は数が必要だから絶対アシスタントの時から携わった方がいい
僕の中で撮影は数をこなさないと上手くなっていかないものだと思ってます。
だから感性が柔軟な若いうちから撮影の経験をこなし、
撮影を見るだけでなく実際に撮ってみるのが大切だと思ってます。
よく美術館に行って感性を磨くのが大切といいますが、
綺麗な絵を見たからと言って絵が上手くなるわけではなく、
やはり実際に絵を描いて初めて絵が上手くなるわけです。
目が肥えることも重要ですがやらなければ上手くはならないですよね。
だから実際にモデルさんを読んだら一緒に考え、
時間があればカメラを持たせ撮影させます。
やってみないとその子自身もわからないですから。
分からないなりに学べる大切さですよね。
②なるべく撮影しやすい環境を整える
例えば初めにアシスタントの子達がぶつかる壁が機材です。
- パソコンを買わなければいけない
- カメラを買わなければいけない
など正直お金がかかります。
今は簡単に携帯などでも撮影できますが、機材の環境や撮影をできるサロンの環境は大切だと思ってます。
お金がない中僕もローンを組んでパソコンとカメラを買いそろえました。
安いカメラよりも良いカメラで悪いことはないし、
今の時代どこのサロンでも撮影している中で買っていこうと思うといい機材の方が有利に決まっています。
やる気があったとしても家庭環境や奨学金など機材をそろえられないアシスタントの子もいます。
なるべく撮影ができるようパソコンをサロンで整えたり、
(無駄にハイスペックな4Kモニターが受付にありますw)
カメラを整えたりアシスタントの負担を少なくしています。
そこからやる気があれば本人も色々と投資するだろうし、
学べる環境は整っていた方が成長しやすいですから。
自分で苦労して我慢してカメラ買え!ていうのもあると思いますが、
その分他の勉強や講習に使った方が良いし、そんな苦労させて意味あんの?
て思っちゃうんですよね。
やる気があったとしていくら勉強熱心でも、環境でその才能を後押しできないと勿体ないし、
何よりスタッフの子達が成長してくれるのがサロンにとっての財産ですから。
学ぶ姿勢があるのは大前提として、やる気があればできるなんて傲慢だと思います。
③別に無理に撮影する必要なんてない、やりたいと思う事を取り組みさせる
どんなにこうした方が良いとこちらが提案しても、
本人のやる気ややりたいと思う姿勢を見せているかだと思います。
撮影しなくたって今の時代は発信の仕方も集客の仕方も色々ある訳で、
撮影していなくても素晴らしい美容師さんも沢山います。
撮影は1つの手段でしかなく方法でしかない訳で。
得意不得意もありますから、
1人1人に合った方法を見つけていくのが押し付けではない教育だと思ってます。
④世代の価値観の違いが自分が思っているより違う現実
話変わりますが、たわいもない話をすればするほどジェネレーションギャップを感じるんですよねw
例えば、
- ほぼ服はネットでしか買わない。
- 学校で受けてきた教育が本当に違いすぎる
- ネットでの情報収集の速さが半端ない
- リアルに仕事外でSNSを使いこなしている
- やたら新しいアプリを使いこなしている
- なんでもググって調べてやっちゃう
まじで僕からしたら嘘でしょ!!!
みたいな位価値観が違うんすよw
ちなみに僕はネットで服を買った事がありませしw
LINEスタンプすら買ったら負けだと思ってますw
それ位世代の価値観って違うから聞かないと分かるはずないんだなと感じるんですよね。
⑤今回のまとめ
今回はアシスタントの撮影の教育について書きました。
僕が思うにこれからはアシスタントへの撮影の教育の体制って、
もっと柔軟に時代に合わせて考えないといけないんじゃないかなって思ってます。
話せば話すほど世代の差やジェネレーションギャップってあるし、
そもそもゆとり教育やどんな価値観の違いがあるか歩み寄る事の方が大事で、
どれだけ自分達の世代と違う教育を受けて育ってきたかを知る事の方が大事だし、
押し付けるのは簡単ですし昔はこうだったとか、
俺の時はなんて言い始めたらもう押し付けだと思うんでうよ。
今は今だし古いやり方の大切な所も今の時代に合わせたやり方を考える事も大事な訳で、
自分から変わっていかないとなぁって感じてます。
何よりセンスと技術があるスタイリストになってくれることが一番サロンにも助かりますし、
今の若い世代の子達は撮影に対して前向きです。
これは凄い嬉しい事だし、
僕が撮影を始めた12年前はカメラ買ってなにやってんの?
位に言われてましたから、
本当に時代が変わったんだなと感じます。
若い世代と同じ目線でディスカッションし考えることが大事なのかもしれません。