こんにちはampの四宮です。
12月って年を越す前に綺麗にヘアをしたい方が増えますので、
ありがたい事に美容院にとって忙しい日々を過ごしています。
駆け出しの頃はお客様が少なく暇な時間も多いので、
もっと多くのお客様に来て頂けるにはどうしたら良いんだろう?
と悩んだりもします。
なので美容師にとって仕事が忙しいって嬉しい事なんですが、
今回のテーマは家族と時間です。
珍しく結構重いテーマになりますが、
僕が美容師としての働き方を考えるキッカケと共に書いていこうと思います。
では始まり始まりぃ~。
①美容師って夜遅いってイメージの通り遅い
これって何故か昔から言われてましたが、
なんでそう言われてるのか考えたことありますか?
美容師をやっていると当たり前な事も一般の方からしたらなんで?
みたいな事は結構多いものです。
ではなぜ遅いか説明していきたいと思います。
1営業の仕事以外にも技術の練習がありその時間に夜が使われる
僕たち美容師の仕事は技術職です。
時代と共に技術やデザインが変わり続けますのでどんなに経験を重ねても勉強し続けます。
それに技術職というのは1人では一人前にはなれない職業です。
教科書を自分で読んで一人前にはなれないんですね。
なので後輩の技術指導も必然になってきます。
その時間が美容室が夜遅くまで電気がついている理由なのです。
2営業時間が競争が激しくサービス業なので長い
やはりお客様が来やすい時間にお店を空けなければ行きたいお店でも行くことができません。
美容室は競争も激しい職種ですから、コンビニよりも美容院のほうが多いんですね。その中で勝ち残るのは容易ではありません。
仕事帰りやお子さんが学校に行っている間など、必然的にお客様のニーズに合わせた営業時間になっています。
都会と郊外での美容室の営業時間が違うのはこの為です。
3休日も講習や撮影など営業外でやることも多い
休日を使って勉強する美容師さんは一般の方が思うよりとても多いと思います。
新しい技術やデザイン、カラーからパーマや撮影など開かれている講習は様々です。
自分からお金を出し技術を高める為と、世の中の競争が激しい美容師で勝ち残っていく為に必死なんですね。
なので夜が遅くなりお休みが無くなっていく訳です。
駆け出しの頃だけでなく一人前になっても勉強は続くんですね。
とまあ必然的に忙しくなってしまうんですね。
②少しでも生き残れる美容師になれるように時間もお金も生活も削っていく下積み時代
それだけ競争が激しい美容師ですから、
よくある一般の方が思っているチャラい美容師のイメージなんかでは当然勝ち残っていけないわけですよ。
相当器用か寝る間を惜しんで遊べるほど体力がないとチャラさのチャの字も出せないかまず生き残れない。
(逆に器用に遊べる人を尊敬します。)
まず仕事に大半の時間を使いますから、
ガチで家は寝に帰るようなものですね。
講習や営業で着る服に練習に使うマネキンを買うのにお金はほぼなくなります。
僕のブログのエピソードで度々出てきますが、
昔お金が無い頃は月の食費が6000円くらいしかなく、
20円のコロッケを週6でおかずにして、飲み水はイオンで貰えるミネラルウォーターで、野菜はもやしばっかり食べてました。
若いから何とかなるだろうと思ってその分仕事に全部回していたので、
多分リアルにどんな生活してたかってエグすぎて書けないですね。
食費削りすぎて栄養失調で倒れたこともある位でしたww
部屋も1ルームを友達とシェアし家賃浮かせて、
プライベート?そもそも寝に帰ってるだけなのでありませんw
今思うとよくあんな無茶して生きられてたなと自分でも感心しますが。
(今はちゃんと健康的な生活を送っていますのであしからず)
それ位してでも周りに負けたくなく、浮いたお金で講習と本やカメラや見た目が華やかになる様に服ばっかり買っていましたね。
なので遊ぶお金なんかるわけも無くww
遊ぶ以前の問題になってくるんですよ。
家に遊び来てももやしとコロッケしかないですから。
映画とか1000円の日にしか見に行けないし。1800円とか定価で払ったらコロッケ90個食えますからw
休みの日も講習や勉強会に明け暮れたり、講習で東京行ったりしてましたね。
マジで家にテレビも無かったんですよww
ドラマの話とかできないんですよ、ニュースはお店に新聞あったんでそれ読んでましたね。
自分が独身の頃はそれでも何とかなりましたし、
病気とバファリン飲んどきゃ大半治ると思ってましたw
将来の為にと思い頑張って下積みをしていました。
同期も同じ様に頑張ってたしみんな同じでしたから、若い時はそう言う物だと思ってました。
元々厳しい世界だし辞める人も多いと学校で教えられましたし、
同級生もどんどん美容師辞めたりする話を人伝いに聞くので頑張らないと先が無いと思ってましたし。
今思うとダメだったと思いますw
③親が突如体を壊して大きな病気で入院する
そんな生活を繰り返していた28歳の頃なんですが、
母親が体調を崩して入院したんですよね。
前に書いた通り休みもお金も無いですから実家の静岡には何年も帰ってなかったんですよ。
(ちなみに帰る時もバイクで交通費浮かせるか高速バスで帰ってました。)
結構年も高齢だったので大丈夫かなと思っていたら、
静岡の病院じゃ無理だから名古屋の病院に入院するってなったんですよね。
自分の仕事ばかり考えてたんですが、
流石に僕も大丈夫かって心配になる訳ですよ。
親も心配かけない様に言わないんですよね。
でも凄い大きい病院に入院したり、
何日もかけて検査したり、
今迄見た事のない量の薬とかを飲み始めるんですよ。
びっくりする位痩せたり元気無くなってくんですよね。
(色々な意味で詳しく書くのも大変なのでこれ位に。)
それでも名古屋にくる度にスタッフに分からないように元気に髪は切りに来るんですよ。
髪のヘアカラーも派手にしてくれとか言うんですね。
でも夜中に家に帰るとグッタリしてたりすると本当に心配になりましたね。
なんか時間こんだけ切り詰めて何の為に働いてるのか分からなくなりましたね。
でも周りも当たり前の様に長い時間頑張って働いてるんでそうじゃなきゃ不安になるんですよ。
置いていかれたり負けちゃうんじゃないかって。
何年もそんな働き方しかしてないですからね。
でも自分の時間は良いとしても周りの時間はずっとある訳ではないんですよね。
自分は良いんですよ好きで働いてるから。
でも周りとの過ごす時間を考えた時に働き方変えたいなって思いましたね。
凄い嫌な言い方すると死んでからでは後悔できないんですよ。
その時間は取り戻せないですから。
安心してください。親は今も元気に生きてますからw
④体に染みついた働き方と考え方を変える
僕は考え方も働き方を180度変えました。
でも中々変えられないんですよね価値観ってw
自分が思っている以上に染みついているというか。
初めはサボっている様な悪い事してる気分になるんですよね。
これが一番苦労したことだと思います。
見なきゃいい話なんですが、
今の時代努力している情報が目に入ってくるから焦るんですよ。
なんか自分が道から外れていくというか。
そういった努力でしか結果を残せてこなかったから。
そこで考えたのが時間より質のある働き方なんですよね。
時間を補えるほどに頭を使って質の高い仕事や努力をしようと。
(こんなこと書いたら嫌に思う人いるだろうなって思いますが。)
今までの業界の体質がありますから。
これ発信していくのって勇気いりますよね。
でも発信しようかなって思ったんですよね。
だって僕と同じような人はいるだろうしこれから増えていくと思うから。
自分のライフスタイルを考えながら時間ではなく内容が質の高い仕事をこなしていく。
この先課題になっていくんじゃないのかなと。
⑤これから今発信している美容師世代が介護や高齢化でライフスタイルを見直すようになっていく
これからもっとこう言った話題やテーマって美容師で課題になっていくと思うんですよ。
逆にこういった話題が余りない事は美容師の平均年齢が若いからなのか、
テーマ的に重いから発信されていないだけなのか分かりませんが、
こういったテーマも先々考えながら働く美容師さんは増えていくと思うんですよね。
でも絶対今の働き方では変えていかないと無理になる人もいるだろうし、
なんだろう・・・この働き方への考え方や価値観が時間をかけない方法や長くなくても良いんだよって情報があっても良いと思うんですよね。
(情報が偏ってるとまではいかないですが。)
少子高齢化を考える前に自分達の高齢化を考えると言うか。
もっと話題に出てもいいと思うんですよね。
(単純に僕が見てないだけかもしれませんが。)
僕は昔に比べゆったりと働いています!!
こんな事いちいち書く事でも無いかもしれませんが・・
早い時は8時位に家にいるし、
朝も子供の送り迎えをしてから仕事にも行きます。
休みもなるべく家族や子供と過ごす時間を大切したり、
逆に一人でいる時間って1年でもほぼ無いですが楽しいので苦ではないですね。
逆に一人だと何していいか分からないですねw
誤解を招かないように言いますがそれ以上に昔より時間以外の部分で努力しています!!
じゃないとコンテストなどで結果を残せないですから。
逆に昔より時間以外の部分では全て大変になりました。
質の高い仕事をしながら時間を確保するって本当大変な事です。
この書いているブログだってそうですから。
これだけの長文のブログの内容考えないといけないですからね。
文才欲しいですねw
でもこういった働き方を考える時代が美容師にも来るんじゃないかなと思ってます。
来ないかもしれないですがw
女性だけでなく男性も家庭の事をしながら子育てをしながら美容師をしていく。
かなり長くなりましたが、