美容師として撮影と作品作りに没頭すると言う事

今回は久々に真面目なブログですw

この季節になると意欲的に取り組むのが作品作りです。

一年間を通して勉強しているのとは別に、

自分自身の創作活動としてアートな撮影をしています。

自分でテーマを決め、モデルやヘアデザインを作り、自分でカメラを持ち撮影したのち、編集から現像までのプロセスに

義務や規則などでは無く自分が好きで取り組んで撮影していて、

毎年撮影や作品の事を考える度に今でも多くの学びがあります。

普段のサロンワークで作るお客様へのヘアスタイルや美容の仕事とは別の物です。

決して作品作りが上手だからといって、サロンワークが上手だと言う訳では無いし、その逆もそうです。

本当に自分自身が好きで取り組んでいるんですね。

好きだからと言って、楽しい時ばかりではありません。

表現の幅や自分の思い描く物とクオリティのギャップに苦しんだりもします。

それでも元々表現する事がしたく美容師と言う職業を選んだのがキッカケなので、

昔描いた夢ややりたい事として今も取り組んでいます。

今回は日常で自分が感じる出来事や感情などを作品にしました。

何か自分がリアルに体験した事からインスピレーションを受ける事の方が多いです。

自分が行った事の無い外国や世界からだと何かイメージが湧かず幻想的に曖昧になるのが嫌なのと、

しっかりと意味がありメッセージ性のある作品を作りたいからです。

日常で感じる事を作品と言う形のある物で伝えたいのです。

 

僕は元々仕事場以外では人見知りで、外で人と合っても会話も余りせず、

ましてや滅多に自分の考えなどは主張しません。

人に言葉に乗せて伝える事が苦手なのです。

その為に僕はブログで文章に乗せて伝えたり表現したり、

作品も僕のその言葉を伝える手段の一つなのです。

言葉にはできない事や人との距離や受け取る側の相手にどう思われるか気になってしまうんですね。

話は作品に戻りますが、

今回はまだフォトコン前なので、載せれる作品と載せれない作品など一部になってしまうのですが、

様々な手法を使って作品を作りました。

布を買って来たり、証明の機材を選ぶ所からセッティング、バウンスボードの作成まで幅広く自分でやります。

カメラも 自分で調べレンズからメーカーもPENTAXが昔から好きなので、

大体Canonの方が多いですが天邪鬼で人とは違うのが好きなのもあり(笑)

機種はKー3です。

パソコンもアンチMacユーザーであえてウィンドウズですね(笑)

今更覚えるの面倒くさいだけなのですが(笑)

いつもそんな感じで撮影しています。

毎回様々な壁があり、学びがある作品作り。

作品作りで自問自答しながら学ぶ事は、

結局一人では何もできないと言う事。

一緒に撮影に取り組んでくれる仲間がいて、被写体でイメージを形にしてくれるモデルさんがいて、

それを作る為のハサミや櫛があり、細かい事まで言えば愛着のあるカメラがあり、

極論を言えば光があって撮影ができる訳で。

それを見て何かを感じて意見を言ってくれる人が居て、

その客観性が次回の創作や意欲やアイディアになり、

日常の様々な人との繋がりがあって、日々感じ考え蓄積された物が自分の価値観になりセンスになる。

僕が思うのは自分自身の力なんてちっぽけな物で、

決してどんな良い作品が出来たとしても、自分が作ってるんだなんて勘違いしてはいけない。

そんな物や考えで満足していては成長か止まる気がします。

僕は自分自身の作品がどう写りどう評価されるのかを客観性を学ぶ為にフォトコンに挑んでいます。

同じ土俵で一つのものさしで比べられる場所で、どう自身の作品を打ち出して表現できるか。

まだまだ評価と言う結果には繋がっていないので、自分の表現を見つめる為に挑戦し続けてます。

人と同じ物を作っても面白く無いし、それは他人にもできる事だろうし。

その時その時で色々と感じながら模索して行く。

自分が若い時にやりたいと思った事を、

自分自身で環境を作りその時の想いを忘れず、形にし日常に流される事無く続けて行く。

それが良いかは分かりませんが、僕の作品作りは続きそうです。