こんにちはTHEORDERの四宮です。
基本ヘアカラーは頼まれたらとりあえず頑張る精神で染めてます。それが技術の進歩ってものです・・・
それはさて置きまして・・・
今回はちょっと変わったかなりカラフルなヘアカラーの紹介です。基本載せているのはお客様なのでTHEORDERは結構カラフルもいけます。
資生堂カラーミューズでレインボーやオーロラカラーを染め方をまとめてみた
こんなヘアカラーを染める時にTHEORDERで大活躍しているのがこのカラーミューズです。
いわゆる塩基性カラー、もしくはトリートメントカラーと言う種類の物ですね。
このカラーミューズを使用して様々なヘアカラーをしているんですが今回はそんなカラーミューズを使用したちょっと変わったヘアカラーを紹介します。
ブログでも何回かこのカラーミューズを使用したヘアカラーは紹介してきましたが、
THEORDERでは定番の塩基性カラー剤としてサロンワークでは欠かせない物になりました。
カラーミューズを気に入っている理由としては、
- 色の定着が良く色がぶれにくい。色持ちもいい。
- 染めた後の脱色がカラーリムーバーがあるので取りやすい
- 色のバリエーションもミックスなども含め色彩の表現が豊か
となっています。
塩基性は色味の調整やコントロールも含め難易度が高いカラーというイメージでした。
(色味によっては染まりが良すぎて流している時に他の部分が染まってしまったり、色味によって残り過ぎたり退色が早かったリ。)
その為少し前まではマニキュアが鮮やかな色味を表現する為に用いられるかマニパニを使うケースが多かったです。
(今でもマニパニも使用しますがカラーミューズが出てからこちらの方が出番が多くなりました。)
その薬剤の安定さがカラーミューズを好んで使用する理由ですね。薬剤は人それぞれ好みがあると思いますが一度使うと便利で手放せなくなります。
カラーミューズを使用したカラフルなヘアカラー
と言う訳で色の表現の幅が広がるとお客様からのご要望の色も当然広がります。
その為少し前だと難しいと言われる色も再現できるようになりました。その為美容師としての職人部分が出てよし染めてみようじゃないか!!
と色々と考えて試行錯誤しながらヘアカラーを染めてお客様と相談しながら作り込んでいきます。
こういった色々と相談しながら作るヘアカラーって楽しいんですよね。
そんなオーダーとしては多くはないですがこんなヘアカラーも出来るよ!!みたいな感じで参考にして貰えたらなと。
このカラフルな色だけでなくホワイト系のヘアカラーにも使えるので、ブリーチした髪でそれ以上ダメージさせたくない人にもおすすめですよ。
4色のグラデーションに仕上げたオーロラカラー
このヘアカラーは根元から毛先にかけて4色に色を塗り分けたデザインカラーです。
この4色の幅のバランスとどの色をどの順番で持ってくるかに頭使いました。
(色味によって他の場所に色が入りやすい色味や境目がどんな色になるか計算しないといけない為。)
根元の部分以外はすべてカラーミューズでデザインしています。
今回使用しているのは、
- ピンク
- ヴァイオレット
- グリーン
- ブルー
の4色をミックスして使用しています。
(根元はグラデーション上にブリーチしてあり明度差を塩基性のカラーミューズでは馴染ませにくく根元にしっかりと塗布したかったため。)
まず最初に根元をブリーチしていきます。ちなみに約半年ぶりのブリーチなのでペーパーを使い境目を気を付けながらブリーチしていきます。
この根元の伸びたブリーチの方法は講習やブログでも過去にお伝えしていますので良かったら。
この根元の伸びたブリーチの難易度は美容師さんだと分かってもらえると思いますが、
毛先がホワイト程のダメージや明度があるのとグラデーションに繋げないと境目がムラになってしまうので大変なんですよね。
最近はペーパーやホイルなどを使い境目にアプローチできる塗布方法が増えたのでまだ楽になりましたが、
今でも息止めて慎重に塗布する瞬間ですね。
そこから一度シャンプーをし全体を綺麗に明るくしてからウェットで塗布していきます。
基本今回は色味が濃いめの為根元の薬が毛先につかないように慎重に塗布していきます。この毛先に付けないように塗布するのもかなり気を使います。
むしろここの方がブリーチより難しいと思ってて、毛先の方を先に塗布できる場合は先に塗って付きにくくできるのですが今回は難しいので根元から。
色の順番は根元から、
- ネイビー、ターコイズ、パープル、ピンク
の順番になっています。このターコイズが上にあるのが難しいんですよね。塩基性あるあるなんですが緑系のヘアカラーって下にある方がシャンプー楽だと思ってて、
シャンプー流すだけでも他の部分に色が入りやすいんですよね。カラーミューズはまだ定着良いのでこの部分もやりやすいです。
そして慎重に塗布して境目の高さを合わせながら色をグラデーションに塗布していきます。
そして仕上がりはこんな感じに。ベースに一度通常のカラーで色味と明度を統一してから塩基性載せた方が綺麗にもできるのですが、
プロセスや施術時間の関係で一回で行きたいところです。カラーとミックスした炉色々と一回で綺麗に染まらないかも試行錯誤してます。
ホワイトアッシュにピンクと水色のデザインカラー
今度はホワイトに淡く水色とピンクを入れたヘアカラーです。
色の組み合わせ的にかわいらしい色味をホワイトアッシュにデザインしたヘアカラーですね。
この色もお客様にデザインして欲しいと相談されながら色を作って行きました。今の若い子ホントに感性豊か。
このヘアカラーはまず全体をホワイトブリーチして明るくした後に、
ポイントでカラーミューズのブルーとピンクをホワイトで薄めながらヘアカラーしました。
個の淡く染めるのに重要なのが、
- ホワイト
- クリア
のこの2色です。基本的にこの2色で色を薄めて濃さを調整していきます。基本ベースのブリーチが上手くできていないとムラになるので危険です。ブリーチ本当に重要。
薄める比率はかなり広い範囲で設定します。1倍にミックスする時もあれば多いと100倍以上で薄めるもあります。
今回はこのヘアカラーで30倍にクリアで薄めて色を入れてあります。
クリアとホワイトを使い分けてどのように薄めるかも色の質感が変わってきます。クリーミーな感じに仕上げたかったらホワイトがおススメですね。
ベースの色はカラー剤で今回は作りました。(この色は少し前のホワイトアッシュの作り方でブログにしてあります。)
カラフルに仕上げたレインボーカラー
次は色を濃くカラフルに仕上げたいというオーダーに沿って仕上げたヘアカラーです。
韓国の歌手の方で根元を緑にされている方がいて、それを見てやってみたいという事がデザインの始まりです。
強めの色が好みという事で今回は薄めたりはせず現職をカラフルにデザインしていきました。
根元が緑!?と色の色彩感覚を試されるヘアカラーだったので、ランダムな色の中でも隣り合わせの色のバランスを見ながら染めていきますた。
毛先から根元にかけてカラフルにするヘアカラーとは違い、場所場所で色を変えるヘアカラーは色のバランスが重要です。
色が増えるほど難しくなるのですが、ここまでカラフルに染めさせてもらえることもないので美容師としても楽しいですよね。
このヘアカラーは全色カラーミューズで染めて仕上げてあります。こんなカラフルなヘアカラーも出来るのもカラーミューズでの特徴です。
今回のまとめ
こんな感じに染めようと思えばカラフルに何色でも染められる様になったのが今のヘアカラーです。
それは様々な美容師さんが技術を進化させ、同時にブリーチやヘアカラーやヘアケアが進化してどんどん色の幅が広がってきています。
今回はカラーミューズを使った様々なヘアカラーを紹介しましたが、ポイントで色をもう少しシンプルに入れたり毛先にデザインしたりと、
意外に鮮やかなヘアカラーも染めてみるとそこまで派手過ぎず人とは違ったヘアカラーが楽しめたりします。
仕事やバイトなどの兼ね合いもありますが、ヘアカラーって幅が広がると単純にその人の新しい綺麗さが広がって良いですよね。
良かったら参考にしてみて下さい。このようなカラフルなヘアカラーもTHEORDERは対応していますので気軽にご相談下さい。