こんにちはTHEORDERの四宮です。
いきなりですが皆さん春はもうすぐですよ!!
と唐突な発言になりましたが、早くもヘアカラーの春夏の新色が届きました。
季節の変わり目は様々なメーカーから新色のヘアカラー剤が発売されます。
今回ご紹介するのは去年大活躍で人気になりましたミルボンのアディクシーカラーの新色です。
今までのカラー剤に革命を起こした!と僕自身が勝手に思っておりますが、それぐらい優秀で綺麗なヘアカラーです。
今回はそんなアディクシーカラーの新色を紹介していくのと、
春色のヘアカラーを記事書いたりググって思うのが、
最近また変なまとめサイトが古いヘアカタを適当にまとめてちゃんと新色のヘアカラーの紹介をしていない・・・
といった問題です。プロの目線で見るとその色全然アッシュじゃないし昔からあるよね・・・
みたいなまとめサイトが蔓延しています。
(誤った情報が流れると勘違いしてしまうお客様やできる物ができなくて諦めてしまうお客様もいらっしゃいます。)
なのでしっかりとプロ目線でちゃんとした新色紹介をしていきます。
youtubeでも更新していますので良かったら。
2018新色トレンドヘアカラー。アディクシーカラーの新色スモーキートパーズとパープルガーネット
今回のアディクシーカラーの新色は2色展開です。
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パープル系のパープルガーネット
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ベージュ系のスモーキートパーズ
の2色展開になっています。まさに痒い所に手が届く旬の新色と言った感じです。
(ベージュは需要が多くブリーチカラーなどにも重宝される色ですし、パープルは最近のピンク人気で欲しいと思っていた所です。)
実はこの2色は試作段階でモニターとして使用していまして、
この新色を使ったと言わずに色々とテストしていました。早く発売してくれないかなと楽しみにしていたんですよね。
今年はこの2色の様に、
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グレー過ぎないまろやかなグレージュ
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ヴァイオレットが混ぜっている様々な色味のヘアカラー
が2018年は新色のヘアカラーとして登場してきます。
(単純に新しい薬剤を使ってデザインの幅が広がるのと今までの色より更に質感も色味もグレードアップするからです。)
インスタでもまだ発売前ですので、これから実際に発売され本当の新色のヘアカラーが登場してきます。
製品版になりまた更に微調整が施されていると思うので、
今回はこの2色がどういった色なのか、実際に毛束に染めてテストしていきます。
実際に染めて色を見てみる
ではまずは定番の実験です。THEORDERでは実際に薬剤をこの様に人毛の毛束を染めて新色がどのような性能なのかテストします。
(人の髪は多種多様の髪質やダメージになるので人によって色の発色が変わる為。)
見本通りに染まる事ばかりではないので様々なケースを想定し手触りや色味や質感をチェックしていきます。
他にも様々なカラー剤とのミックスでの色味で更に色のバリエーションを増やす研究もします。
ここで改めてアディクシーカラーの特徴をまとめていきます。
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基本15分放置と発色が早い
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ウェット塗布でもしっかりと発色する粘性と薬剤仕様
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鮮やかなヘアカラーが特に得意で色味をしっかり出してくれる
と言った感じになっています。色味が濃いので日本人の髪でも透明感あるしっかりとした色味を表現できます。
更に短時間で染まるのでブリーチなどのダブルカラーなどにも使いやすいのも特徴です。
今回はの検証は、
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20分放置で時間を置いていく
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オキシは全て3%
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乾かした後にアイロンで熱体制もチェックしていく
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テストで頂いたのがガーネットが7LV、トパーズが9LVになります。
と言ったケースでテストしていきます。色の発色だけでなく熱からどれだけ色が抜けないかもカラー剤の審査する基準になります。
(この熱からしっかりと色を守るというのは最近のヘアカラー剤では特に重要です。)
この様に染めて色がどういった感じになったか見ていきましょう。
染まり上がりのアフター
では染まりましたので色を見ていきます。
それぞれ綺麗に染まってくれました。
トパーズはこんな感じです。
パープルはこんな感じです。
それぞれしっかりとした色味になりました。結構深みがありだから9LVと7LVのサンプルなんだという印象です。
(色味で明るさの見え方が違うのでそれで変えたのでしょう。)
ここから140度のアイロンで毛束に熱をを当てていきます。
アイロンを通した感じはこうなりました。そこまで退色せず色が持ってくれました。
全く抜けないので安心してブリーチカラーにも使えるのもポイント高いですね。
率直な色を見た個人的な感想としては、
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トパーズはまろやかな色味で今までの既存の色の幅を広げてくれそう。ブリーチ後にも使いやすそう
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ガーネットはちゃんとパープルになっている。アメジストが青寄りだったのでレッドと混ぜなくても出せて色味が安定した。
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トパーズはベージュなのでテスト段階では少し残留していた。製品版でも退色度合いをチェックしていきたい
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パープルはどの明度まで下がっても色味が発色するか。明度が高くなくてもしっかりと紫になれば優秀
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ベージュも紫も短時間で染まる事がかなり便利。ベージュは特に他のメーカーでは時間を置く必要があったので選択肢が広がった。
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あとは優秀なピンクがあればアディクシーカラーの幅はさらに広がると思う。ただどのメーカー見てもピンクは薬剤が難しいんだと思う。
と言った印象でした。ハイライトなどとの相性やグラデーションとも使いやすい薬剤なので、
今年の春は定番の色だけでなくかなり新色で流行りが変わってくるでしょう。
またこの新色を使ったヘアカラーもブログやyoutubeで紹介していきます。
今回の新色ヘアカラーまとめ
いかがでしたでしょうか。
まだまだこれから新しい新商品が発売されます。美容室はこういった新商品で新しいメニューやデザインが産まれているんですね。
前には無理だったことも薬剤の進化で可能になったり、難しい色も表現できるようになります。
色持ちもよくなったり似合わせの幅が広がったりとヘアスタイルも少しづつ変化しているんですね。
次回は実際にこのカラー剤で染めたヘアスタイルを紹介していきます。良かったら参考にしてみて下さい。