カラー剤をこんなにもブログにしておりますがもう6年は地毛は染めず真っ黒の四宮です。
それはさて置き、
来年の2月にミルボンから新発売されるヘアカラー剤、
オルディーブアディクシーが発売されます。
京から情報解禁と言う事でやっとブログに書けます。
久々にシーズンカラーとは別に大型ラインナップですが、
辛口で言うと正直な所、最近他社から少し遅れて新色が出るイメージでしたが、
今回のカラー剤で完全に1歩先を言った感じがします。
ただ新しい新色が出たというよりは、
むしろ劇的にヘアカラーの幅が広がる可能性広がると思ってます。
色味自体も新しいんですが、
他にも様々な点が新しく使いやすくなっています。
正直ここまで痒い所に手が届いているかという印象です。
今回はそんなオルディーブアディクシーのここが凄いってポイントをまとめていきます。
どうしてオルディーブアディクシーで劇的にヘアカラーが変わると思っているか。
なぜ僕が劇的に変わると思っているかを説明していきます。
ポイントとしては、
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今まで販売されているブリーチ剤よりも更に明るくできるハイブリーチが登場
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2液がウェット塗布でもしっかり発色し、粘性がドライでもウェットでも使いやすい様に作られている
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3LVの色味が鮮やかな薬剤がラインナップされている
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ただ彩度が強いカラー剤なので全然簡単ではなく、薬剤コントロールの技術が問われる
4つのポイントが劇的に変わると思っているポイントです。
今までの発売されているカラー剤が出来ないことが出来るようになったからです。
ではそれぞれのポイントを説明していきます。
今まで販売されているブリーチ剤よりも更に明るくできるハイブリーチが登場
今回はカラー剤の他にブリーチ剤もリニューアルがかかっています。
その中で注目するのは、ハイブリーチとローブリーチです。
なぜブリーチが2種類に分かれたのとミルボンの担当の方に聞いた所。
(今までのブリーチがローブリーチにあたり、さらに強いブリーチになっています。)
そう!今までのブリーチよりも明るくなるというのです。
ミルボンのブリーチって今まででも他のメーカよりも引けを取らない脱色力だったので、
2回ブリーチが必要な所が1回で色味が表現できるプロセスが増えると思います。
2液がウェット塗布でもしっかり発色し、粘性がドライでもウェットでも使いやすい様に作られている
2液にも今までの物と違い現代に合わせて変更してあります。
ウェット塗布時にデメリットだった、ドライよりも発色が弱まることが軽減されています。
ウェットで塗布される美容師さんも多いと思いますが、
ダブルカラー時にブリーチ後ウェット塗布したいけど、
ドライにしないと色味が薄まってしまう問題が解決されます。
ネックだった発色などが改良されているのも使いやすいポイントです。
ウエットでも使いやすいのはかなり嬉しいです。
3LVで色味が鮮やかな薬剤がラインナップされている
今回カラー剤の明度のラインナップが奇数で構成されています。
(これってこだわりがあって奇数なんだろうなって思ってます。意外に珍しいんですよね。)
オルディーブは13LVが最高明度なので、奇数で明度を作ってあるのは確かに使いやすいなぁって感じてます。
その中でも僕が注目しているのが、
そうこの3LVという低明度のカラー剤たちです。
これって今まで6LVまでしか色味のラインがどのメーカーでも作らていなかったのが、
なんと驚愕の3LVです!!
これで高明度からブラウンなどを混ぜずにトーンダウンしたり、
低明度からのグラデーションの幅が広がりました。
最近って普通に5LVのネイビーやグレージュをオーダーされる事も多くなったんですが、
やはり6LVまでしか色味で下げられないか、トーンコントローラーで下げるしかありませんでした。
(メインのティントが変わるのはグラデーションの時に色味がずれやすく難しかった。)
これからは同じカラーの品番で3LVから13LVまで明度が調整するのが容易になりました。
(むしろ縦ミックスで白髪染めの幅ももっと広がるんだろうなぁぁ。)
これでデザインや色味の幅も広がるので、
この3LVの薬剤をどう使いこなすか楽しみですね。
これが可能になった薬剤開発力って本当に進化しましたよね。
彩度が強いカラー剤なので全然簡単ではなく、薬剤コントロールの技術が問われるマニュアルカラー
ただ1つ注意したい所があります。
それはグレーなどの無彩色が入っているカラー剤ではないのでアンダーのベースに色が左右されやすいって事です。
分かりやすく言えばイルミナカラーみたいに明度差があっても簡単に馴染むってカラー剤じゃないって事です。
ただ僕はこの調整の方が色の幅が広くて良いと思ってます。
それは最近の色の傾向が彩度を求められているからです。
これってイルミナカラーやスロウなどの登場でみんな高彩度のカラー剤に慣れてきたからだと思ってます。
(流行る前は美容師もお客様もグレージュ系の色味に慣れていなかったけど、今は見慣れたって事です。)
なので全てがトーンコントローラー位色味が強いです。
最初グレーや無彩色やブラウンで調整されすぎていると、カラー剤自体の幅が狭くなり色味が出せないカラーが出てきてしまうからです。
(むしろ既存のカラー剤ではトーンコントローラーがメインの色になる位。)
逆にトーンコントローラーにブラウンがラインナップされ、グレーなどもあるので彩度の調整が出来る。
ですがそこで問題になってくるのが薬剤コントロールの必要性です。
彩度が濃く色味の幅が広いと言う事はそれだけ薬剤ミックスで調整する必要があると言う事です。
なのでイルミナカラーなどの様に簡単なカラー剤では全くないと言う事です。
改めて薬剤コントロールや経験や知識を踏まえないと使いこなせないマニュアルカラーだと思います。
(だけど僕としては難しい方が楽しいし勉強しがいがあります。)
今回のオルディーブアディクシーのまとめ
いかがでしたでしょうか。
実際の発売は2月なのでまだ会少し先ですが、どれ位面白くなりそうか分かって頂けたと思います。
次回は実際に毛束を染めたりモデルにて色を染めて見たいとおみます。